
出典:Wikimedia Commons(著者:TurnOnTheNight / CC BY-SA 4.0)
スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど、さまざまな場所で焼き芋が売れるようになったきっかけ
この機械の普及が大きな要因であり、そのきっかけの一つは、マックスバリュ50店舗での導入。これを皮切りに、焼き芋はその集客力と人気から「ドンキ」などでも「重点商品」として全店舗で展開されている。
販売機の焼き芋は一定のサイズに揃えられ、価格は一本当たり2〜300円と手頃で、「迷ったら手が出てしまう」丁度いい値段設定でもある。
本来、さつまいもは産地も多くサイズが不揃いな野菜。それだけに店頭販売に適した統一したサイズで提供するためには、適切な栽培が求められるため、関係者の努力が伺える。
かつては、リアカーや軽トラで「石焼き芋」移動販売が主流で、「2、3本ちょうだい」と注文すると、不揃いの芋を紙袋に入れて「はい、千円ね!」と売買成立。考えてみれば高いものだった(^^;
さつまいもの成分は、加熱することで甘味が増し、種類によっては「蜜」が溢れる逸品もある。空腹時やお茶の時間にそんな芋を見たら、いくらダイエット中のあなたでも、思わず「1本だけなら…」とつい手が伸びてしまう…。
【焼き芋豆知識】
・焼き芋が売れる時期
焼き芋がよく売れるのは、10月頃から2月頃にかけての寒い季節です。その主な理由は、寒くなると温かい食べ物を求める人が増え、アツアツで甘い焼き芋の需要が高まるからです。
また、サツマイモは収穫後すぐに食べるよりも、2〜3ヶ月ほど貯蔵することでデンプンが糖に変わり、甘みが増して美味しくなるため、ちょうど秋の収穫時期から少し経った頃に本格的なシーズンを迎えます。
最近では、コンビニやスーパーなどで季節を問わず焼き芋が購入できるようになり、夏には「冷やし焼き芋」が販売されるなど、一年中楽しむことができます。
・人気の焼き芋
糖度の高いさつまいもが人気で、糖度30度の「紅はるか」、20度の「安納芋」、14度の「紅あずま」が売れ筋。
・年間15億円も焼き芋を売るチェーン
ドン・キホーテの焼き芋の年間売上はなんと15億円で、店舗によって10分間に100本以上のペースで焼き芋が売れている。また、焼き芋タルトや焼き芋スプレッドなどの関連商品も人気を集めていて、安定した売上を誇る人気商品の一つになっている。
・焼き芋の粗利は?
焼き芋の一般的な原価率は20〜40%程度とされています。 仮に1本300円で販売した場合、1日に100本売り上げると、1日分の粗利益は18,000〜24,000円になります。
昭和に廃れた焼き芋がなぜ今ブームなのか?
焼き芋は1951年から大阪万博が開催された1970年までが第3次ブームで大阪万博を境に進出したファストフードによってブームが衰退。その後、ヘルシー志向やこの『焼き芋販売機』の普及によって2003年から現在まで第4次焼き芋ブームが続いているのです。
私たちが普段目にする「焼き芋機」も、ここまで普及するためには数々の苦労があったのです。この物語を知ることで、店舗経営においても新たなインスピレーションを得ていただければ幸いです。
この記事は筆者が「note」に掲載した「【スーパーでよく見る「焼き芋販売機」】」を要約、加筆したものです。
※専門家がお話を伺い、課題解決をサポートします。


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