人が集まらない。育たない。慣れた頃に辞められてしまう根本的問題
人が集まらず、育たず、また慣れた頃に辞めてしまうことの根本原因は現場にあり、現場の責任として人の問題を解決しなければ、人手不足に悩み続けることになります。
そこで、店舗経営やピープル・ビジネスでは、人的問題を根本解決し、人手不足を解消するために、「人を採用し、育成して、辞めさせない」ことを体系化した『人財開発サイクル』というシステムが昭和後期に開発され、今日まで構築され続けています。
このシステムは経営理念を中心に三つの要素で構成され、循環して実施されるもので、誰でも実践しやすいように工夫されています。
「採用、育成、そして離職防止」を実現する人財開発サイクル
店舗経営やピープル・ビジネスにおける人財開発サイクルは、中心に経営理念を据え、リクルートアクション、人財開発、定着促進の三つの要素から成り立っています。また、このサイクルは包括的な人財開発マニュアルとしてもまとめられています。

■人財開発サイクルの構成
・リクルートアクション(募集・採用): 適正人員数の算出から、募集、面接、採用までを行います。
・トレーニング(教育・訓練): 入社手続き、新人から中堅、ベテランまで段階的に育成し、最終的にはリーダー、時間帯責任者や店長代行まで育成します。
・リテンション(定着促進): 個々の欲求に合った能力開発、権限委譲、勤務評価を通じて、従業員の定着を図ります。
これらを繰り返し実施することで、店舗の人財は成長し、従業員満足度もお客様満足度も向上。この結果、企業理念が実現され、有益な人財が育成されていきます。
また、トレーニングでは、新人が成長しますが、中堅やベテラン、リーダーや時間帯責任者が伸び悩むことがあります。
その要因の一つに、トレーニングはトレーナーが新人を教え、新人を成長させることと認識されがちなのですが、本来は『教える人』の成長の機会なのです。
具体的には、教えるための準備や『教わる人』から質問を受けたりして、マニュアルに無い自分に足りないことや新たな気付きから学ぶことができるからです。
『教える人』が見本となり、レベルが向上していくと労働環境は積極的で生き生きとしてくるので店舗イメージも良くなり、リテンションやリクルートアクションにも良い影響を与え、組織全体のレベル向上にも繋がります。
さらに、個々の成長やレベルに合った権限委譲、本質的な問題解決、ミスや失敗の再発防止から 仕事の精度も現場力も向上します。
この過程で、人に関する問題のほとんどが減少し、店舗運営がスムーズに行われるようになり、安定経営が実現します。
リクルートアクションと言うと、募集活動から始めることがありますが、まずは募集活動の準備として、人財開発サイクルに基づいた効果的な人の募集、採用、育成、そして離職防止を体系化し仕組化することから始めましょう。

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