待望の日本1号店が完成し、いよいよ実践的なOJTが始まります。単なる調理研修に留まらず、米国の高度なシステム化と指導官JBが体現した「背中で語る」リーダーシップから具現化したこととは。
💡店舗経営に欠かせない、スタッフの心を動かし基準を徹底させる教育の本質
✅ 合理化の極致:ドライキッチンやベルトコンベアオーブンがもたらす圧倒的な生産性
✅ 基準の創出:1号店の味がブランドの見本となり、全国へ波及するクオリティの源泉
✅ 教育の鉄則:指導官から学ぶ、言葉の壁を超えてスタッフを心服させる「手本の示し方」
✅ 多品種少量生産:カスタマイズ時代に対応する、複雑なレシピを正確に再現させる仕組み
日本ドミノ・ピザ躍進の原動力となった、技術と情熱を融合させる戦略的トレーニングの要諦を徹底解説します。
ドミノ・ピザ日本一号店がやっと完成
徹底したテクノロジーとシステム化で合理化を追及したピザ製造工場
期待していた「夏のバイト」のフレーズとは裏腹に、毎日、会議室で行われる短時間で短調な研修が続き不安を感じていた私たちに吉報があったのは残暑厳しい9月上旬のこと。
待望の店舗が完成したのだ。「次の研修は恵比寿店で実施します」との案内があり、メンバーのモティベーションを一気に高めた。
初めて見る店舗はかっこよかった。
店外には赤と青基調にした大きなロゴと「Domino’s pizza」の看板。
店内はブルーを基調とした近代的なデザイン。
そして、各ラインごとに、ポジションと業務が明確になったレイアウトになっていた。
受注ラインであるオーダーカウンターには、固定電話機が4台と手書きの注文伝票。当時はまだ、現在のような顧客情報や受注情報などの仕組みを電話一つで動作するように統合する技術・システム CTI(Computer Telephony Integration)などは無かった。
ピザ製造ラインであるピザメイク(調理)では、ピカピカのステンレス製コールドテーブル冷蔵庫で、テーブルにはホテルパンがセットされ、冷えたトッピング食材やピザチーズを冷蔵庫を開けずにそのまま取り出せるように、冷蔵庫内には食材のストックができるように工夫がされ、横に三歩ほど移動すればピザメイクができてしまうレイアウトになっているので、短時間でカスタマイズピザの製造を可能にしていた。
ピザを焼成するオープンは、出し入れ箇所が同じ一ヶ所の一般的なオープンとは異なり、上下からジェット噴射で加熱するベルトコンベア式オーブンなので、ベルトコンベアにピザをのせるだけで、短時間で焼成されて出てくる。出し入れの手間も省け、焼き過ぎなどのロスも無い、画期的な機器を見て衝撃を覚えた。
デリバリーの準備をするデリバリーラインには、デリバリー用のピザ保温ケース、ドリンクなどサイドメニューのストック、配達先を確認できる住宅地図、ドライバー用の雨具や防寒具の保管場所などが動線に沿ってレイアウトされていた。
床に排水溝があって湯気が立ちあがり、長靴をはくような、いわゆるウエットな床の日本式厨房とは異なりドライで衛生的で滑らない床。そして、なんとエアコンまで効いている!
このように外からの見ると普通の店なのだが、店内は、ピザのための受注センター、製造工場、テイクアウトとデリバリーの各センターを一つにしていて、これまでにないピザ屋?に感動を覚えた。
このピザ屋は、とても清潔であり快適な労働環境で働きやすく、商品の品質や生産性向上のために、徹底したテクノロジーとシステムで合理化が追及された米国式ピザ製造工場とも言えるデリバリーピザ屋であった。
※専門家がお話を伺い、課題解決をサポートします。


