ピープル・ビジネス理論 2章 ビジネスモデル論 8.成長ステージ合ったビジネスモデルの開発ステップと検証

ビジネスモデルの開発ステップ 検証
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業績が悪化し後手後手の対応で手遅れにならないように、経営環境の変化に柔軟な対応ができて、任せた店が確実性、信頼性のある高精度の経営を実現するビジネスモデルの段階的な開発と検証

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成長ステージ合ったビジネスモデルの開発ステップと検証

店舗経営(ピープル・ビジネス)のビジネスモデルの段階的開発と構築

 一見、同じような店構えでも、中身のビジネスモデルはまったく異なり、人モノかね情報の限られた経営資源の中で競争優位性を実現し、盤石な経営基盤を確立することが重要になる。

これらは、失敗に裏付けられた実証例で重要なことは、これまで述べてきたように

・「商品」ではなく「売り方」での差別化

・「高付加価値」を生む業種業態

・業態革新の探究と競合差別化の歴史

・価格競争に巻き込まれない競合優位性「商品に依存しない」

つまり、商品に依存しない売り方を中心に解説した。

そして、

・「確実性、信頼性に欠ける精度の低い経営」から経営精度の向上

・開業と成長ステージ合ったビジネスモデルへの進化

つまり、任せた店の経営精度を高めるために経営状況や事業規模に合ったビジネスモデルの検証と見直しの必要性を解説した。

このような考え方がなく、さらに業績不振になると、商品をいじったり、先代の平屋建てのビジネスモデルに高層ビルを建てようとしたり、競合他社のいいとこどりをして真似るも、結果、経営の機能不全を招いてしまう。

そこでビジネスモデルを段階的に開発、構築していくことが必要になる。

店舗経営(ピープル・ビジネス)のビジネスモデル開発の4ステップ

 創業者の想い、自社を取り巻く環境や事業規模、経営計画を実現し、経営の機能不全を予防するために、以下のステップで段階的にビジネスモデルの開発構築をしていく。

ステップ1:店舗経営基盤(地域ナンバーワンのモデル店舗)開発構築機能の確立

ステップ2:安定経営基盤(トータル・マネジメント・システム)開発構築機能の確立

ステップ3:盤石の経営基盤(スーパーバイジングシステム)開発構築機能の確立

ステップ4:成長戦略基盤(グランドオープン景気と安定経営対策)開発構築機能の確立

以降で、各ステップに必要な項目に触れていきたい。

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