
視点が変われば思考が変わる[連鎖の順序1→2]
最初の「視点の変更」は、「入社一年生のアルバイトでもできる方法」や「力に自信がない女性でも簡単にできる方法」というように、「〇〇にもできる方法」という切り口で考えることです。
自分が得意な領域からあえて視点を外すことで、これまでの当たり前を疑うようになります。視点が変わると「もっとこうすれば効率が良くなるはずだ」と思考が変わり、それまでの窮屈なやり方から、新しいシステムや仕組み、ルールを取り入れたいという欲求が自然と湧いてきます。
道具が変われば行動・意識が変わる[連鎖の順序3→4→5]
思考が変わったら、次に行うのが「道具を変える」ことです。ここでいう道具とは、単なる清掃用具や調理器具だけでなく、「店舗のシステム、ITツール、オペレーションのルール」といった、業務を動かす全ての「仕組み」を指します。
道具が変わると、スタッフの行動は自動的に変わります。なぜなら、その道具に合う行動を道具のほうが求めてくるからです。
例えば、手書きの伝票(アナログな道具)から、スマホを使ったモバイルオーダー(新しいデジタル道具)に変えたとします。すると、スタッフは「注文を聞き間違えないように注意深くメモを取る」という行動から、「テーブルの番号を確認し、料理をスムーズに運ぶ」という行動へと自動的にシフトします。
行動が変わると、以前との仕上がりの差やスピードが目の前に「見える化」されます。この変化を自ら体験することで、スタッフの意識も自然と変化を受け入れ、最終的に「もっと良くしよう」という自発的な意識へと成長していくのです。
結果が変われば再び新たな視点へと循環する[連鎖の順序6]
こうして行動と意識が変化すれば、店舗全体のサービス品質や生産性が向上し、売上や顧客満足度といった「結果」が変わります。
そして変わった結果を体験したスタッフや店長は、さらに上のステージを目指して「再び1の新しい視点」を持ち、この6つのポイントによる循環をぐるぐると回し始めるのです。
今まで一から十まで指示命令で動かしていたのであれば、まずはその指示を半分に減らしてみる。10叱っていたのを3ぐらいに抑えてみる。その代わりに、この「道具(仕組み)から変える成長サイクル」の力を信じて、現場に浸透させていくことが必要なのです。