7月の販促・販促カレンダー|梅雨明け、猛暑、夏休み、お中元、ボーナス、夏イベントの販促事例と集客アイデア16選

7月の販促・販促カレンダー、集客アイデア・販促イベント25選|梅雨明け、猛暑、夏休み、お中元、ボーナス、夏イベント、土用の丑の日、海の日なども商機と捉え、キャンペーンやイベントを実施し、集客を図りましょう

【この記事の概要】
 7月の商機を掴む!集客と売上を最大化する夏の販促戦略
 7月は梅雨明け、猛暑、夏休み、お中元、ボーナス、花火大会など、消費が活発になるイベントが盛りだくさんです。この商機を最大限に活かすため、顧客ニーズに合わせた綿密な販促戦略が不可欠です。本稿では、ひんやりグッズやレジャー用品、ギフト商品、高額品へのアプローチなど、多角的な視点から集客・売上アップを図るための事例を紹介。オンラインとオフライン、デジタルツールを連携させ、この夏の売上最大化を目指しましょう。

この記事の目次

7月の消費行動トレンドとニーズ

7月の消費行動は、夏の到来を告げる様々な要因によって形成されます。

1. 季節の変化とニーズの多様化

梅雨明けと猛暑の本格化

 全国的に梅雨が明け、厳しい暑さが続くことで、猛暑対策グッズ(熱中症対策用品、涼感アイテム)、水分補給関連商品、ひんやりスイーツへの需要が特に高まります。また、暑さから外出を控える傾向も出るため、自宅で楽しめるインドアレジャーやエンタメグッズへの関心も高まります。汗をかく機会が増えるため、制汗剤や速乾性衣料の需要も増加します。

夏のイベント

 花火大会、夏祭り、海水浴、キャンプなど、各地で様々な夏のイベントが開催されます。これに伴い、浴衣や関連グッズ、レジャー用品、水着、日焼け止めなどが求められます。

2. 長期休暇と贈答の習慣

夏休み

 子どもや学生が夏休みに入ると、家族旅行やレジャーの需要が大幅に増加します。旅行用品、アウトドアグッズ、水着、子供向け商品、そして帰省土産などの購買が増加します。

お盆期間

 帰省や家族で過ごす機会が増えるお盆期間は、手土産、贈答品、家族向けの外食やレジャー施設の利用が増加します。

お中元

 日頃の感謝を伝えるお中元の習慣があり、ギフトセット、地域の特産品、グルメ関連商品などの需要が高まります。

3. 消費意欲の高まり

7月は、消費者の購買意欲が高まるいくつかの要因が重なる時期です。

ボーナス支給

 多くの企業で夏のボーナスが支給されるため、高額な商品やサービス、旅行などへの消費が活発になります。

夏のレジャー・イベントへの期待

 梅雨明けと本格的な夏の到来により、花火大会、夏祭り、海水浴、キャンプといったレジャーやイベントへの期待感が高まり、それらに伴う消費が増加します。

季節の変化による買い替え・新規購入

 猛暑への対応として、エアコンや扇風機などの家電製品の買い替え需要や、涼感グッズ、夏物衣料、UVケア用品といった季節商品の新規購入意欲が高まります。

夏休み期間の長期滞在・体験消費

 長期の夏休みを利用して、家族旅行や帰省、体験型アクティビティなど、思い出作りや非日常的な体験への支出が増加します。

店舗経営の重点ポイント

7月の消費行動を最大化するために、以下のポイントに注力した店舗運営を心がけましょう。

1. 快適な買い物環境と商品展開

猛暑対策の徹底

 涼しい店内空間の提供はもちろん、ミストファンやクールスポットの設置も検討し、顧客が快適に買い物できる環境を整えましょう。熱中症対策グッズやひんやりスイーツ、水分補給を促すドリンク、スタミナ食などを目立つ場所に陳列し、機能性をアピールすることが重要です。

夏休み・イベント特化の品揃え

 家族で楽しめる商品やサービスを充実させ、旅行やレジャー関連の品揃えを強化しましょう。夏祭りや花火大会に合わせた浴衣や関連グッズ、アウトドア用品の展開も効果的です。

2. キャンペーンとサービス強化

家族層へのアプローチ

 子供向けのイベントやワークショップを開催し、ファミリー層の来店を促しましょう。夏休み限定の特別プランや、家族割引などを企画することも有効です。

ギフト需要への対応

 お中元におすすめの商品を幅広く取り揃え、ギフトラッピングや配送サービス、熨斗(のし)対応なども充実させましょう。早期割引やまとめ買い割引などのお中元キャンペーンも積極的に実施し、ギフト需要を掘り起こしましょう。

ボーナス商戦の活用

 高額商品やサービスを検討している顧客層に向けて、ローン金利優遇やポイント還元率アップなどの特別なキャンペーンを用意し、購買意欲を高めましょう。

3. 効率的な情報発信と在庫管理

SNSの積極活用

 夏のレジャー情報、猛暑対策グッズ、お中元ギフト、ボーナス時期の高額商品キャンペーンなど、SNSを駆使してタイムリーな情報発信を行いましょう。ゲリラ豪雨や台風など、急な天候変化に対応したセール情報の発信も来店促進につながります。

適切な在庫管理

 夏物商材やレジャー用品、お中元関連商品は需要変動が大きいため、過去の販売データや市場トレンド、気象予報に基づき、適切な在庫量を確保することが重要です。品切れや過剰在庫を防ぐための綿密な需要予測を行いましょう。

7月の販促・集客施策事例

 具体的な販促・集客施策の成功事例を参考に、貴社に合ったキャンペーンを検討しましょう。

1. 体験型・イベント連携施策

ファミリー向け体験型イベント(例:玩具メーカーの「わが家の遊び方コンテスト」)

 店舗内で子供向けのアウトドア体験(ミニキャンプ、昆虫採集教室など)や、家族向けボードゲームのコンテストを開催し、関連商品の販売に繋げます。夏休み自由研究をテーマにした科学実験キットと連動した体験型教室も親子に響きます。SNSでの投稿キャンペーンと連携させることで、話題性が高まります。

花火・盆踊り連携販促(例:花火大会会場周辺店舗での関連グッズ販売)

 花火大会会場周辺の店舗で花火や浴衣、うちわなどの関連グッズを販売し、特定の金額以上購入で抽選会に参加できる企画や、地域の盆踊り大会に合わせた浴衣着付けサービス、夏祭りメニュー提供などが有効です。

天体観測イベントと関連商品販売(例:商業施設での天体観測会)

 夏の大三角が輝く時期に天体観測会を開催し、望遠鏡やガイドブックなどの関連商品を販売。イベント参加者への割引クーポン配布でリピート購入を促します。

2. 期間限定・特別感演出施策

猛暑日限定ひんやりスイーツ販売(例:気温連動型割引キャンペーン)

 気温が30度を超えた日限定で、大容量のかき氷やフローズンドリンクを割引提供したり、限定フレーバーのアイスクリームを販売することで、希少性と特別感を演出します。

産地直送旬野菜・フルーツの直売会(例:週末限定の朝採れ野菜販売)

 夏野菜や旬のフルーツが豊富に出回る時期に、産地直送の直売会やフルーツ詰め放題イベントを開催。生産者の顔が見える安心感や鮮度をアピールし、付加価値で集客します。

早期予約特典付き「夏休み旅行プラン」(例:早期予約割引と無料特典)

 7月上旬までの早期予約で旅行代金を割引したり、リゾートホテルの館内利用券やアクティビティ無料券を付与することで、旅行需要を喚起します。

夏バテ対策メニュー企画(例:鰻や豚肉を使ったスタミナ食)

 栄養満点でスタミナアップにつながるメニューを期間限定で提供し、健康志向の顧客層にアプローチします。「#夏バテ対策」などのSNSハッシュタグも有効です。

夏の肌ケア・美白コスメ特別セット販売(例:日焼け止めと美容液のセット)

 強い日差しに合わせたUVケア・美白コスメを特別セットで提供。セット購入でミニサイズの化粧水や乳液をプレゼントするなど、お得感を演出します。店頭での肌診断サービスも効果的です。

涼感寝具・パジャマの機能性アピール販売(例:接触冷感素材の特集)

 熱帯夜対策として涼感寝具や吸湿速乾性の高いパジャマを「快眠グッズ」として特集し、期間限定で特別価格販売。店頭での体験コーナーやオンラインでの詳細機能紹介動画も有効です。

3. ボーナス・ギフト需要掘り起こし施策

お中元ギフト早期割引と体験型ギフトの組み合わせ(例:ワークショップ招待券付きギフトセット)

 早期予約割引に加え、特定のギフトセット購入で家族で楽しめるワークショップ招待券をプレゼントするなど、体験価値を付加します。メッセージカードや風呂敷ラッピングも特別感を演出します。

高額商品購入者向けプレミアム特典(例:家電製品購入者向け商品券プレゼント)

 家電製品や高級ブランド品など高額商品購入者に、商品券や設置無料サービス、VIPルームでの試着体験などを提供し、購買を後押しします。分割払い金利手数料無料キャンペーンも有効です。

4. 顧客利便性向上・課題解決施策

エアコン・扇風機買い替えキャンペーンと設置サービス(例:下取り無料、工事費無料)

 猛暑対策の需要に応え、古いエアコンの下取り無料や、新しいエアコンの購入で標準設置工事費無料などの特典で買い替えを促進し、顧客の利便性を高めます。

アウトドア用品の特別割引とレンタルサービス(例:キャンプ用品セット割引と設営講習会)

 梅雨明けのアウトドア需要に向けて、用品の特別割引やレンタルサービスを提供。初心者向けにテント設営講習会なども開催し、気軽に楽しめる環境を整えます。

室内エンタメグッズとオンラインイベント(例:ボードゲームまとめ買い割引とオンライン料理教室)

 自宅で過ごす時間が増えるニーズに対応し、ボードゲームやDIYキットなどの室内エンタメグッズを特集し、まとめ買い割引を実施。他に、オンラインでの料理教室や子供向けワークショップも有効です。

デジタルツールを活用した販促プロモーション

デジタルツールを効果的に活用することで、効率的かつ広範囲に販促活動を展開できます。

デジタルツールの導入

 メールマガジンやSNS、オンラインストアを活用したキャンペーン告知、限定商品販売、顧客データに基づいたパーソナライズされた情報提供が可能です。導入にあたっては費用対効果と運用体制を考慮しましょう。

Webサイトと連携した販促

 実店舗の夏祭りイベント情報をWebサイトやSNSで告知し、オンラインストアで関連商品の購入を促すなど、オンラインとオフラインを連携させ、顧客接点を増やしましょう。Webサイトでは商品の詳細情報や顧客の声を分かりやすく掲載することが重要です。

無料販促ツールの活用

 SNSの投稿機能、無料のメールマガジン配信サービス、QRコード作成ツールなどを活用することで、低コストで高い販促効果が期待できます。例えば、SNSでの商品紹介動画投稿や、猛暑日限定クーポンのQRコード配布などが挙げられます。

7月販促キャンペーン実施における注意ポイント

万全な準備と適切な情報発信はキャンペーン成功に不可欠です。

猛暑対策

 猛暑による配送遅延の可能性を考慮し、余裕を持った配送スケジュールを組みましょう。顧客への事前アナウンス体制も整えるべきです。また、来店促進のためにポイントアップやひんやりサービス(冷たいドリンク、クールミストなど)の提供で快適な買い物環境を提供しましょう。

お中元

 贈答品需要が集中するため、人気商品の在庫確保は必須です。早期予約を促すキャンペーンも効果的です。メッセージカードやラッピングサービスなど、ギフト需要に特化した細やかなサービスで顧客満足度を高めましょう。

季節商品

 夏物商材やレジャー用品は需要変動が大きいため、綿密な需要予測に基づき、適切な在庫量を確保することが重要です。

販促ツール

 チラシやクーポンなど紙媒体の販促ツールは、デザイン制作から印刷、配布まで時間を要します。各工程のスケジュールを正確に把握し、余裕を持った準備を心がけましょう。

情報発信

 各キャンペーンの告知は早めに、そして多角的に行い、SNS、メールマガジン、Webサイト、店頭告知など様々なチャネルを効果的に活用して顧客への周知を徹底しましょう。

顧客ニーズ

 夏の過ごし方や贈り物に関する顧客のニーズを深く把握し、「涼しさ」「エンターテイメント」「家族との思い出」「感謝の気持ち」など、顧客が夏に求める価値をキャンペーン内容に反映させましょう。

7月の店舗経営のまとめと販促カレンダー

7月の店舗経営のまとめ

 7月は、梅雨明けの開放感と本格的な夏の到来、それに伴う猛暑、さらに夏休み、花火大会、お盆など、経済活動に直結するイベントが目白押しです。これらの季節の特性と行事を最大限に活かし、需要が最も高まる時期に顧客を効果的に集客することで、販売点数や客単価のアップを図り、売上を最大化することが店舗経営の鍵となります。

猛暑対策として涼感グッズやひんやりスイーツの充実、夏休みや花火大会といったイベントに合わせた家族向けの商品やサービスの提供、そしてお中元やボーナス商戦を見据えた魅力的なギフト提案や高額商品への誘導が重要です。

オンラインストアの活用はもちろん、SNSでのタイムリーな情報発信、そして季節限定商品の積極的な展開を通じて、顧客の購買意欲を効果的に刺激しましょう。顧客の多様なニーズに応じたきめ細やかな施策を実行することで、店舗経営の安定的な成長を目指すことができます。

7月の販促カレンダー

 7月の販促カレンダーを活用し、計画的な販促活動を進めましょう。以下からダウンロードして活用してください。

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