「承継は子供にさせたくない」は本音?小規模企業が知るべき事業承継のリアル
小規模会社の事業承継は、子供に会社を継がせるかという問題に集約される。筆者は、理想的なバトンタッチの難しさや、自身の経験から得た4つの会社の未来像を提示。資金難による倒産、株式売却、同業との統合、自己資金での事業終了といったパターンを解説し、いずれも一筋縄ではいかない現実があることを示唆する。
小規模会社の「事業承継」とは
私はよく『事業承継』セミナーで講師を頼まれる。
先日も広島県安芸高田市の商工会で、たくさんの人が興味を持って参加してくれた。失敗談も交え、嬉しいような、少し複雑な心境に。
小規模会社の「事業承継」とは、本質的に『子供に跡を継がせるか?』という問題だ。
どんな会社もいつかは終わるか変わる。私の考える会社の未来像は次の通り。
■会社の未来像4つのパターン
① 資金が尽きて倒産や破産、または民事再生私自身が経験したハードランディングで一番避けたい
② 株式上場や売却で創業家は退く 資金的メリットが大
③ 同業と統合し、経営を有能な人に委譲 幸せな引退、子供は別の道を選べる
④ 自己資金で借金を清算し事業を終える 理想だが実行する経営者は少ない
みんな①は避けたいが、借金があると辞めるのは難しい。②、③、④は普通の会社にはハードルが高い。
小規模会社、理想の「事業承継」
理想の「事業承継」は、創業者が元気なうちに子供にバトンタッチし、親子二代で経営に携わること。親孝行になり、親も気持ちを整理しやすい。
もちろん、子供が納得して引き継ぐのが前提だが、自分の子供には苦労させたくないと創業者が過保護になることもある。
しかし、理想通りの世代交代は現実には少ない。「バ◯息子」や一生事業を手放さない経営者もいる。
私の場合、叔父が大赤字を出し、銀行の融資条件により私が社長に…。今ではコンプライアンス的に?強要??的な…。自分の意志は関係なかった(笑)。
☝️商工会の「事業承継セミナー」に参加し、アンケートで「後継者未定」と安易に答えると次の日には「あの店、閉めるらしいわよ〜」なんて噂が立つことも。
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明日をも知れぬ自社の未来を、可愛い子供に事業を引き継ぐべきか…?
裸一貫で頑張ってきた創業者も年を取り、次のステップを考える時期が来る。
👤「「自分の苦労を子供にさせたくない」と考え大学まで行かせて教育したのは、心のどこかで「別の道を」と思ったからではないか?
日本の中小企業は、今まさに「事業承継」問題に直面している。
- 親の急逝での代替わりは辛い
- 事業承継セミナーのご依頼お待ちしています笑
この記事は筆者が「note」に掲載した「【どんな会社もいつかは終わる〜事業承継の話】」を要約、加筆したものです。
※専門家がお話を伺い、課題解決をサポートします。

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