「御社に興味を持つ企業が…」そのM&A話、嘘かもしれません。悪質なM&A仲介業者を見抜くためのヒント。
スーパー業界ではM&A仲介業者によるトラブルが多発しています。実在しない企業が興味を示していると偽り、高額な成功報酬のために事実と異なる情報で経営者の関心を引き、M&Aの需要を創出する悪質な手口が確認されています。経営者は会社の未来を慎重に見極め、玉石混交のM&A仲介業者に注意することが重要です。
スーパー業界のM&A事情裏話
相次ぐM&Aトラブル
「昨今、M&A仲介業者によるトラブルが増えていますが、なぜ、トラブルになるのか」。筆者の経験からスーパー業界のM&A事情の裏話。
どの企業経営者も、規模にかかわらず、他人に頼らず自由な経営で夢を追い求めたいと願う。
しかし、現実は厳しく経営破綻や競争に敗れるケースが多い。業績が好調な時こそ、困難な時期を考慮すべきだ。
企業合併や提携は「1+1=3」と効果が期待できるため、大手から買収対象へアプローチがある。仲介者は信頼できる金融機関や商社などの取引先が多く、信頼性が高い。
M&Aの需要も何もない会社に連絡し「興味を持つ企業がおり、悪い話ではないと思いますが、お話だけでも聞いて欲しい」と話す仲介業者の存在。
さらに、「スーパー業界の厳しさから、買収が活発になっています。御社も今なら高額で売却できるかも」と言い、弊社は完全成功報酬で、縁組み決定まで費用は発生しません。と魅力的な営業をしてくる。
M&A仲介業界では、同じ案件を複数企業に「御社に興味を示すスーパーがある」と、情報をばらまく。
そして、実際にはまったく関心が無いにもかかわらず、相手の関心を引き出した後、「身売りを検討しているスーパーがある」と営業をしている。
問題は、関心の無い会社にM&A話を持ちかける業者。実在する会社で実績もあるが、事実と異なる情報を使い相手をその気にさせる。
需要創出とは魅力的だが、見知らぬ男女を結婚させることでとても高額な成功報酬を要求するビジネスはどうだろうか?
玉石混交のM&A仲介業者には注意が必要。
社長は、会社の未来を慎重に見極めるべきだ。
◆M&Aとは:「Mergers & Acquisitions[英]」の略で、前者が合併、後者が買収の意で、「合併&買収」なる。
この記事は筆者が「note」に掲載した「【M&A仲介業者〜スーパーマーケット編】」を要約、加筆したものです。
※専門家がお話を伺い、課題解決をサポートします。


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