店長マニュアル 2.10のマネジメント知識 (4)施設管理

店長マニュアル 施設管理 店舗経営

本連載記事【目次】 前の記事 次の記事

【この記事の概要】
 固定費を押し上げ、利益を圧迫する施設や設備の年間保守料を見直し、不要な営繕費や修理費などの不要なコストの削減。ブランドイメージを守り売上と利益を確保する店長が実践する施設管理の実践方法。

(4)施設管理

施設管理の必要性

 前項の損益管理では、損益分岐点の把握、各勘定科目の経費額、売上対比率や異常値の把握であった。利益を最大限にするためには経費をいかにコントロールして無駄を削減するかであり、そのプロセスを通じて各経費の適正値を把握することも重要である。

この適正値は業界特性などの一般的な指標もあるが、あくまで一つの目安であって、店舗経営ではビジネスモデル、商圏特性や店舗構造などの様々な要因で変動するので、店舗実践による検証から適正値を把握すること肝要だ。

最大の利益確保のため、ここでは感情の無い施設管理を通じ、経費という結果に対し、それを生み出すプロセスの確認と改善、適正値の把握に必要な知識について説明したい。

施設管理とは

 機器の計画的、定期的なメンテナンスの実施を通じて、数字の異常や機器の異常を各帳票や店舗運営から気づき、対応できる簡単な修理は自分で行う。

さらに、異常の現場検証から水道光熱費、営繕や修理費用、外部委託費など各費用の適正値をの把握し、機器の正常な状態の維持から不要なコスト削減と機器故障を予防する。

結果、チャンスロスを無くし、お客様、スタッフや店舗の安心安全によって売上確保やブランドイメージを維持向上させること。

シェアお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
この記事の目次