【この記事の概要】
売れる店は外から見てわかります。「ちょっとした心配りがお客様の入店を促します」
業績が厳しくなると、新商品投入や商品値引きで集客を図ることがありますが、実は、期待するほどの成果が得られません。結果、利益を圧迫し、競合他社と値引きの消耗戦に巻き込まれてしまいます。新商品や値引きでの集客は万能薬のように思われがちですが、カンフル剤の一つに過ぎません。地域密着のナンバーワン店を見てみると、既存商品を適正な価格でお客様を多く集客し、店は賑わっています。商品や価格は重要ですが、実は、他にもっと重要な集客の方法があるのです。本連載記事では、その方法を段階的に事例をもとに解説します。
売れる店は外から見てわかる
ちょっとした心配りがお客様の入店を促します
店前の通行人を入店させることができない店が、商圏にチラシをばら撒いて来店を促しても入店に繋げることは難しいのです……
作戦1 商圏を攻める ➊商圏の正しい理解と把握
現場を惑わすチラシの効果。なぜ効果が上がらないのか?
チラシを配布したとしてもそのチラシや情報がターゲットまで届いているとは限りません。少ない費用でより大きな利益を生むためには……
作戦1 商圏を攻める ➋新規顧客獲得とリピーター獲得の方法を分ける
商圏特性に合った地域の攻略法で投資効率を上げる
一律、絨毯爆撃的なチラシ配布は配布費用もかかり、効果も限定されます。自店のお客様がどこに「住んでいるのか」「住んでいないのか」を知った集客活動で……
作戦1 商圏を攻める ➌ターゲットへの確実な情報伝達
ターゲットへの確実な情報伝達
「溢れるチラシ… 溢れる情報…」に埋もれることなく、ターゲットに確実に情報を届け、来店につなげるよう。せっかくのチラシを「いつもの地域に、いつもの方法で配布」していませんか……
作戦2 商圏を攻める – キーアクセスポイントを攻める
人の集まる要所を攻める作戦
自店舗だけでの集客力には限界があります。商圏内と自店舗周辺の人の動きを把握して、商圏の集客力や人の集まる要所を活かしての集客が……
作戦3 店舗近隣を攻める ➊店舗近隣を攻めることの重要性
お客様が来るのをただ待つのではなく、お客様となるべき人が集まる場所に出向き、来店を促して集客をしましょう
店舗近隣にターゲットが集まる場所を把握して、その場所に出向いて販促ツールの配布とともに自店をアピールして来店を促しましょう。店舗経営でのお客様との普段の接点は店舗内に限られているため、ターゲットのもとにスタッフが足を運びコミュニケーションを図ることがとても重要に……
作戦3 店舗近隣を攻める ➋相乗効果で商圏力を活かし繁盛を実現する店舗マーケティング
店舗近隣に有力なビジネスパートナーを見いだし、「タイアップ(提携、協力)」による店舗マーケティングで効果的な顧客の共有(交客)や販促を行いましょう
あなたの店、いち店舗での集客には限界があります。そのため、商圏ポテンシャルを活かし、店舗近隣の集客力がある有力なパートナーと共に、双方の強みを発揮して相乗効果を高める「タイアップ」活動で店舗集客の実践が必要です。タイアップ活動は販促費を下げ、成果を上げ……
作戦4 店舗から「20メートル地点」を攻める
なぜ、店舗から「20メートル地点」を攻めるのか?
そもそも店前を通る人を入店させることができない店が、チラシをまいて客数を上げることは現実的に難しいのです…。入店につなげる店舗から「20メートル地点」での効果的な攻め方……