集客の教科書「攻めの5段階集客術」 2.作戦1.商圏を攻める ①商圏の正しい理解と把握

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【この記事の概要】
 「現場を惑わすチラシの効果。なぜ効果が上がらないのでしょうか?」
 チラシを配布したとしてもそのチラシや情報がターゲットまで届いているとは限りません。少ない費用でより大きな利益を生むためには、商圏の正しい理解と把握が必要です。チラシの効果に疑問はあるものの、どうしたら良いかわからないまま惰性での配布、期待を込めての配布になっていませんか?

少ない費用でより大きな利益を生むためには、商圏の正しい理解と把握が必要

チラシ集客の切実な実態

 チラシ配布について現場での切実な声は、

・競合店はチラシを入れているから撒かないと負けてしまう

・いつもチラシを撒いているから撒かないと不安

・チラシ配布費用がかさみ、どの程度の効果かは分からない

このようにチラシの効果に疑問はあるものの、どうしたら良いかわからないまま惰性での配布、期待を込めての配布、出たとこ勝負で「満塁ホームラン」を狙っての配布などなど。その状況は様々であるが、共通点は”見えない効果”による不安と言える。

売上に占める広告宣伝費の割合も高く、厳しい利益の中、集客や売上への貢献度、特に費用対効果が見えないことに疑問や不満もあり、「広告宣伝費を削れば、その分が利益になる」と利益確保のため、その費用をカットしてしまうケースもある。

現場を惑わすチラシの効果。なぜ効果が見えないのか?なぜ効果が上がらないのか?

それは、勘と経験に頼った行動にあり、集客やチラシ配布などの活動において一定の尺度をもって仮設検証を繰り返すことが必要になる。

そうすれば、集客や売上が上がらなかったのは、販促内容に魅力がなかったから?それとも、チラシの訴求?デザイン?というような目先のことにとらわれず、利益確保のため必要な投資をカットをしなくてすむ。

チラシ配布で結果につながらない多くの原因

 チラシを配布したとしてもそのチラシがお客様やお客様となるターゲットまで届いているとは限らない。

事実、折り込みやポスティングなどでたくさんのチラシが配布されており、その中から必要としているチラシを見つけることは簡単なことではなく、自店のチラシを手にしてもらうことすら難しい。

次いで、チラシを見たもののひいきにしている店と何ら変わりない。あるいは自分には関係ないといった印象を与えていたり、訴求内容がよく分からなかったりして、よく見てもらえていない。

つまり、ターゲットまで必要な情報が届いていない、伝わっていないことが多い。

そこで、まず必要となるのが確実な情報伝達である。

実際にあなた自身も自宅に折り込みやポスティングでチラシが配布され、その塊を見たときにすべてに目を通すわけではなく、知らない店や興味のない店のチラシは見た目の印象だけでスルーして、自分が知っている店のチラシ、興味を引いたチラシや”繰り返して何回か届いたチラシ”に目を通しているのではないであろうか。

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