パートアルバイト募集・採用マニュアル 4.募集活動 – リクルート活動の6ステップ

パートアルバイト戦力化マニュアル 人手不足対策・募集活動の6ステップ 効果的なパート・アルバイトの募集方法 無料または低コストで段階的に行う募集採用活動 求人広告に頼らないコスパの良い方法で人を採用し、定着させる方法

【この記事の概要】
 求人広告だけでは十分な人を採用し定着させることは困難で、人手不足にならないためには他にもっと重要な採用活動があります。
 「人が足りなければ求人広告を出せば良い」とか「本社が何とかしてくれる」という考え方では、一向に人財の定着は図れず、慢性的な人手不足に悩まされることになります。パート・アルバイトの募集は、無料または低コストの「リクルート活動の6ステップ」で段階的に行うのが効果的です。求人広告に頼らないコスパの良い方法で人を採用し、定着を促進しましょう。

この記事の目次

店舗経営における効果的なパート・アルバイトの募集方法

無料または低コストで段階的に行う募集採用活動の効率的な仕組み

 パート・アルバイト(P/A)の効果的な募集は、店舗経営、ピープル・ビジネスにおいて欠かせない重要な要素です。

一般的に、P/Aの募集といえば求人広告への掲載が最初に思い浮かびます。この方法は広範囲で多くの人に求人情報を届けるには便利ですが、実際にあなたが求める採用ペルソナやターゲットにメッセージが届き採用に結びつく確率は低く、効率的とは言えません。

また、「人が足りなければ求人広告を出せば良い」とか「本社が何とかしてくれる」という考え方では、一向に人財の定着は図れず、慢性的な人手不足に悩まされることになります。

人を採用して一人前の戦力化までには、募集準備、募集採用活動、応募受付、面接、採用決定、入社手続き、オリエンテーション、初級トレーニングと評価、離職予防、フォローアップオリエンテーション、研修期間終了後のトレーニングと評価までのプロセスが必要になります。通常、P/Aの採用準備から採用までに2ヶ月、入社後のトレーニングに1ヶ月、計3ヶ月の期間と労力、費用を要します。

このようなプロセスを経て、やっと一人前の戦力を育てることができても、その先にはスピードアップ、生産性向上や状況判断能力を高めるトレーニングが必要になります。また、ちょうどこの時期になると間関係の問題が発生しやすく、退職に直結する場合もあります。

こうした募集から定着促進までのプロセスを店長一人でこなすのはとても大変なことです。だからといってアウトソーシングや本社に任せても人財は定着せず、人手不足は解消できません。

そして、特に注力いただきたいのは、『店長マニュアル 2.10のマネジメント知識 (5)労務管理』で紹介した「採用、育成、そして離職防止」を実現する人財開発サイクルに基づいた

  • 募集の準備と戦略策定
  • 効果的な求人広告の作成
  • 応募者の受付と面接管理
  • 採用決定と入社手続きの効率化
  • 初期トレーニングと評価システムの構築
  • 離職防止策の実施とフォローアップ

などの包括的な実践が必要です。必要に応じたセッションを参考にしてください。

「人を採用し、定着を促進する」リクルート活動の6ステップ

 店舗経営において無料または低コストで段階的に行う効率的な募集採用活動で、求人広告に頼らないコスパの良い方法で人を採用し、定着を促進するパート・アルバイトの募集方法を紹介しましょう。

求人広告に頼った募集採用活動だけでは十分な人の採用は困難です。人手不足にならないためには求人広告以外にもっと重要な採用活動があり、それを「リクルート活動の6ステップ」呼んでいます。

■リクルート活動の6ステップ
 ステップ1 店舗労働環境と店舗イメージの改善
 ステップ2 友人紹介制度(パートアルバイトからの紹介)
 ステップ3 お客様からの採用
 ステップ4 地域社会との連携
 ステップ5 地域社会で行う求人活動
 ステップ6 商圏内で行う求人活動

パート・アルバイト募集採用活動を成功に導く考え方

 リクルート活動は店舗経営における重要なマーケティング活動の一つです。自店舗商圏内で「仕事」を効果的にアピールできれば、人財を集めやすくなります。これは「商品」をアピールして顧客を呼び込む原理と同じで、アピール対象が異なるだけです。

 実は店舗経営における「リクルート活動」とは「マーケティング活動」と同じ活動と言えます。自店舗商圏に「仕事」をアピールして応募者を増やすのか。「商品」をアピールして客数を増やすのか。アピールする物が異なるだけです。

つまり、有形のモノをアピールし集客できない人に、無形の仕事をアピールして応募者を集めるのは非現実的で人の確保は難しいと言えます。人財確保ではこの点に留意した実践が必要です。

店舗経営、ピープル・ビジネスにおいては、これらの業務を通じて経営者レベルの店長の育成ができるよう、マニュアルとシステム、考え方がパッケージで開発されています。

◆詳細は以下をご覧ください。

あわせて読みたい
ピープル・ビジネス理論 0章 概論 3.ピープル・ビジネスの構成要素 本連載記事【目次】 前の記事次の記事  【この記事の概要】 使われないマニュアル、形式的な損益計算書、結論の出ない会議など諸問題の根本原因は全て、ツール、システ...
シェアお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
この記事の目次