佐藤勝人の実践的リーダーシップ論 5.店舗経営最前線『経営問答』

リーダー 条件 リーダーシップ 佐藤勝人 研修性

【この記事で分かること】
 店舗経営の最前線で経営者と同じ土俵に立って経営を任されている店長との『経営問答』
 店長を取り巻く環境や人間模様は刻々と変化します。その変化に店長としてどのようなリーダーシップを発揮したら良いか?リーダーが「押し付け」をしたり、「私が一番偉い」という態度をすると、組織がオカシクなってしまいます。「部下から尊敬されない。認められない上司」や「人を動かせない店長と動かせる店長」の違いをケースから学ぼう。

店舗経営最前線『経営問答』

 店舗経営の最前線で経営者と同じ土俵に立って経営を任されている店長との『経営問答』を紹介しましょう。

店長、経営幹部や経営者は自店舗の現状と照らし合わせて、課題や解決策を見いだす機会に。店長を目指す読者は自分が店長だったらどうするかを考えてみてください。

ケース1 単能工のスタッフで占められる現場で多能工の店長さんが皆を上手くまとめていくには、どうすればいいですか?

本部から納期短縮の指示もくる。で、大抵、現場では「無理っすよ。〇日はかかりますよ…」。そういう時にどう対応するか。

 店長さんの会社、つまりその現場が、〈プロセス主義〉で長期の事業戦略を描いている会社だったら問題ない。単能工の人たちを適材適所に当てはめればいいだけだからね。

でも、短期の拡大を考えているような会社だった場合、本部から「あと3日で終わらせてください」というような指示もくる。で、現場スタッフさんたちはどう言うかというと、大抵は、「無理っすよ。5日はかかりますよ」という反応だよね。そういう時にどうするか。

3日で終わらせるのが本部にとっての最優先事項なら3日で終わらせるしかない(繰り返すが、手抜きはNGだ)。その際も店長が多能工であることが役に立つ。

どういうことか。多能工は個々の作業においては一番ではないことが普通だ。現場には大抵、「この作業に関してはあいつが一番」という職人肌のスペシャリストが他にいる。

店長は自分が一番でないことを自覚している。そうすると、「この作業にはこのやり方しかない」というこだわりがないからこう相談できる。

「5日かかる。それもわかる。でもさ、3日でやれって話なのよ。他のやり方ないかな?」

人を動かせない店長と動かせる店長の違い「人を動かす魔法の言葉」

 もしこれが、スペシャリストで単能工的なマインドの店長だったら、他のやり方を相談する頭にならない。「これでやれ」って押し付けちゃう。例えばこんなふうだ。

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佐藤 勝人

この記事を書いた人

佐藤 勝人

日本販売促進研究所 商業経営コンサルタント・サトーカメラ株式会社 代表取締役副社長 栃木県出身。1988年家業のカメラ店の業態を変え社員ゼロからスタート。ダイヤモンド・チェーンストアからは「最強ローカルチェーン」、日経トップリーダーは「顧客一体化経営の模範店」、日経ビジネスでは「最強サトーカメラ」と評価を受ける。

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