店の売上が下がると、「うちは立地が悪いから」とか「競合店があるから」と立地のせいにして諦めていませんか?
売上が悪いのは本当に立地だけの問題なのでしょうか?
売上が下がったり、現場の遅刻欠勤やクレームの発生など、安定しない現場力に気を揉み、心中穏やかでない状況が続いて胃痛や不眠になっている店長や経営者さんもおられるのではないでしょうか。
現状打開のため頭を悩ませている中でさらに業績が悪化すると、「うちは立地が悪いから」とか「競合店があるから」と立地のせいにしたくなることがあります。
しかしながら、これは自分で自分の首を絞めるような考え方で大きな間違いです。
次のように考えの順番を変えてみてはどうでしょうか。
立地を問題にする前に、店の営業力を振り返ることが正しい順番です。お客に提供する商品やサービスの質が落ちていないか、お客にFUNや喜び、感動を与えることができているか、お客に正しく早くお得な情報を伝えているか、こうした「営業力、販売促進力」を振り返ってみることが一番です。
こうやって、営業力等が何の問題も落ち度もないところまで、引き上げたあと、それでも「お客が思ったように来ない」とか、「やっぱり立地が悪いせいじゃないか」と思うようになったら、それこそ初めて、“立地”を問題にしても良いでしょう。
どうやって「立地の問題」を改善するのか?
では、その立地の問題とは何でしょう。もちろん、「立地」は店がオープンした時点ですでに決定しています。だから、今更変えることができない要因のほうが圧倒的に多いのです。
いまさら、店のまわりの人、住民や通行人に入れ替わってくれと願っても無理です。駅の出入口が遠いから、店の近くに移動させようとするのは不可能ではありませんが、そう簡単なことではありません。
ですから、立地の要因のなかで、ある程度、改善可能ものを考えるしかありません。
その改善可能な立地の要因は、大きく4つあり、それに応じて対策をしていくのです。
その4つとは、