ピープル・ビジネス理論 0章 概論 4.ピープル・ビジネスの構成要素

「根を養えば、樹は自ら育つ」 木と根のイラスト ピープル・ビジネス理論構成要素「ツール」「システム」と「考え方」 「森を見て木を見ず」「木を見て森を見ず」だけでは不十分。複雑に絡み合った木の根っこまで見ることで根本原因が見え、物事をシンプルに捉えることができる

【記事の概要】
 使われないマニュアル、形式的な損益計算書、結論の出ない会議など諸問題の根本原因は全て、ツール、システムか考え方の何れかにあります。
 どんなに複雑で難しく見える事象でも「ツール」「システム」と「考え方」に着眼することでシンプルに捉え、問題の本質が見えてきます。結果、本質改善もできるので問題に振り回させることが減り、生産性が向上します。これを仕組化したことで誰もが実践できて、戦力化することで世界展開を可能にしています。

この記事の目次

物事をシンプルに捉える

偉大な経営者らはものごとの捉え方を以下のように仰せです

「何事も小さな仕事に分けてしまえば、特に難しいことなどない」 マクドナルド創業者 レイ・クロック

「ものごとをシンプルにとらえる」 京セラ創業者 稲盛和夫

一見複雑に見える店舗経営ですが、素人をプロに育成するピープル・ビジネス理論では、すべての事象を誰もがシンプルに捉えられるようにシンプルな構成でまとめています。

ピープル・ビジネスの三大要素

店舗経営(ピープル・ビジネス)はツール、システムと考え方の三要素から構成される。

ピープル・ビジネスの三大要素 店舗経営(ピープル・ビジネス)はツール、システムと考え方の三要素から構成される

①ツール(手順と基準)
 手順と基準が明示されたもので経営計画、マニュアル、プログラム、帳票などや作業で使うツール類のこと。能力開発の主な機能は言葉や行動を変えること。

②システム(時間と生産性)
 ツールを動かすシステムやオペレーションで時間や生産性から構成される仕組みのこと。能力開発の主な機能はツールの運用により行動を変えること。

③考え方(WhyとHow)
 ツールとシステムを動かしている人が「なぜ」「どうして」その行動をしているか。その根拠や裏付けである考え方の見える化のこと。能力開発の主な機能はツールとシステムの運用によって経営者の視点や考え方の習慣化から人間力を醸成すること。

問題の根本とは 事象と根本的要因

現場でよくある問題に例えると

■ 使われないマニュアル、形式的な損益計算書、結論の出ない会議など諸問題の根本原因は全て、ツール、システムか考え方の何れかにあります。

■「うちの会社にはマニュアルはあるが人が育たない。結果に繋がらない」との声を聞きますが、その根本原因はマニュアル動かすシステムと考え方の欠如によることが多いのです。

■ 人の数だけルールや基準が存在し、「何が正しい」のではなく、「誰が正しい」のか、が判断基準になっている店舗。

■ そのため、問題が発生すると犯人探しをしたり、その人を叱ったり、責めたりなどして解決を試みるも、一時的には解決するが必ず問題は再発し、またその問題に振り回されることになります。

よって、本質は

■ 現場で発生する事象をツール、システムと考え方に着眼して現場検証すれば、「どこに」「何の」の根本要因があるかが究明でき、根本解決が容易になります。

■ 大切なことは、事実確認によって物事の本質を見て、その原因である根っこまでを見て、再発防止策を講じることなのです。

■ そのため、大手チェーンのマニュアルであってもツールだけでは機能しないのです。

一見複雑に見える店舗経営の諸問題はシンプルに捉えることで、問題の根本も解決方法も見えてきます。

実は、店舗経営において「森を見て木を見ず」「木を見て森を見ず」という言葉だけでは不十分で、複雑に絡み合った木の根っこまで見ること。つまり、事実を確認し、根本原因を見ることで本質的解決と再発防止につながるのです。

そして、その事実に基づく明確なアプローチこそが、人間の右脳に働くきかけ、人間の心を動かすのです。事実は、人を動機づけ、刺激(鼓舞・触発)したり、奮い立たせるものなので、根本究明による問題解決が主体的な人財開発につながるのです。

具体的には、言葉、行動から習慣化のプロセスまでの落とし込みによって容易になります。

相手の性格や心を変えることは容易なことではありません

 人間関係において、自らが正しいと思って、よく相手を変えようとする自分がいます。しかしながら、相手の性格や心を変えることは容易ではありませんし、非現実的でもあります。重要なことは感情的視点での対応ではなく事実から言葉や行動を改めるようにトレーニングによって学習*することです。

学習*とは:「経験による行動の変化,あるいは行動の可能性の変化」と心理学で定義

例えば、遅刻が多いスタッフなら、出勤時間を30分遅くする。物忘れや覚えるのが遅いのであればメモを取らせる。などの具体的行動を考え、実行することです。

ピープル・ビジネス理論では、この手法を「行動変容の原則(ビヘイモア・モディフィケーション。生活習慣変更のこと)」と呼び、人間性や性格そのものを否定して、変えようとするから難しい。正しい行動を教えトレーニングし、その行動をしたこと認めることが人財開発としています。

それは、ノーベル平和賞を受賞したカトリック教会聖人のマザー・テレサ*氏も同じことを「それはいつか運命になるから*」で仰せになられています。

「問題は人によって生じ、人によって解決可能」で、その繰り返しから人は育っていくのです。

マザー・テレサ 「それはいつか運命になるから」

「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから」
「言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから」
「行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから」
「習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから」
「性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから」

このように、思考はその人の言葉や行動に出ますので、言葉と行動を改めることに重点を置いたトレーニングやコミュニケーションによって、段階的に人の能力開発をするシステムが必要なのです。

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