1.アドラーの考え方における「最強は誰か?」が印象的です。最強とは環境を支配できる人です。
新入社員は、社会人では赤ちゃんと一緒でして、そこで大事なことは、自分が納得出来て、分かるまで、謙虚に教えを乞うこと、これが大事です
先記事で赤ちゃんの例を述べましたが、私はいつも、新入社員の入社式で、このアドラーの話をします。
新入社員は、社会人では赤ちゃんと一緒でして、そこで大事なことは、自分が納得出来て、分かるまで、先輩社員に食いついて、「分かりません、教えてください」と謙虚に教えを乞うこと、これが大事です、と述べています。
赤ちゃんの例え話で、赤ちゃんが少しずつ言葉を覚えてくると、母親は、赤ちゃん言葉を使いながら、赤ちゃんが理解できるように身振り手振りで教えていくものです。そうこうしていると「なになに期」が訪れ、その後、「なぜなぜどうして」の「なぜなぜ期」に入り脳が発達して、情報を取りこもうとする大事な時期を迎えます。
立派な母親は、それに対してとことん応えていき、その母親の元では天才が生まれるのです。
「人間は誰でも天才になれる」ということなのですが、天才誕生の裏には立派な母親の存在があるものです。
父親ではなく母親でして、母親が赤ちゃんに対してどう対応したか、によるのです。
皆さんが天才になれるかどうかは、先輩社員にかかっているのですから、先輩も、忙しい中、しつこくつきまとわれたら、うるさいと思うものですが、それでも諦めずに自分が納得するまで聞く態度を取っていれば、実は先輩を育てることにも繋がるものなのです。
これは、会社にとってみると、非常に大事なことになります。