ピープル・ビジネス理論4章 人間関係 4.人を動かす管理職のリーダーシップ「手本を示しリードする」

部下に仕事の手本を示す上司 人間関係 リーダーシップ 人を動かす管理職のリーダーシップ  手本を示しリードする

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【この記事の概要】
 管理職の「リーダーシップ」の条件とは、知力よりも、気力、体力、精神力
 リーダーシップのゴールとは部下に指示を与え続けたり、職位的力(ポジショニングパワー)で部下を動かしたり、ミスの指摘や管理することでもなく、その本質は人の心を動かして結果につなげることにあります。

人間関係とリーダーシップ

リーダーシップとは

 最初にリーダーシップの語源と語意から説明すると、英語では「Leadership」と書き、「Leader(統率者)」と「Ship(船)」から構成されています。

その意味は、刻々と変化する気象や波の状態から船を目指すべき港に向けて安全な航海をするため、乗組員が各々の役割を発揮できるようにする統率者(船長)の言動のことです。

店舗経営(ピープル・ビジネス)では、店を「船(Ship)」、従業員を「乗組員(Crew)」、船の統率者を「マネージャー(Manager)」と呼び、店という船の舵を取って、目標に向かって安全にコントロールすることを「リーダーシップ(Leadership)」と呼んでいます。

具体的には、ピープル・ビジネスでのリーダーシップとは「あなたと言う一人の人間が、他の人たちをリードして、売上、利益、顧客満足と人財育成で最高の成果を上げられるようにする能力のこと」と定義しています。

リーダーシップが発揮されている店の特徴は、各々のスッタフが自身の役割を知って主体的に行動しているのでスムーズなオペレーションが実現し、奏でるオペレーションハーモニー*は快適であり、それがスッタフや顧客に伝わるものです。その状態を指揮*しコントロール*するのがリーダーの役割なのです。

(詳細)「オペレーションハーモニー」参照先:「ピープル・ビジネス理論 0章 概論 2 ピープル・ビジネスと呼ばれるワケ」のピープル・ビジネスの管理職の役割と機能とは

コンダクト*とは:conduct[英]:指揮や指導することの意

コントロール*とは:control[英]:統制する、調整、制御するの意。

ピープル・ビジネスにおけるリーダーシップの発揮とは

1.間接的マネジメント

 人間関係の3要素*であるモチベーション、コミュニケーションとカウンセリングを通じ、部下を通じ会社や自分が求めている成果を上げる。

(詳細)「人間関係の3要素*」参照先:「4章 人間関係 Ⅰ 大手やチェーン店はマニュアルで人を動かす?」

2.部下への支援

 部下の強みやモチベーションの源を知り、それが発揮され実現できるように、部下の潜在能力を引き出すために全力でサポートする。

3.未来志向

 過去は変えられないが、未来は変えられる。「未来を見つめ、未来の目」で現在の在り方を見直し改善する。

 部下へ指示や管理をしたり、自分でできないことを部下にやらせたり、押し付けたりすることでもありません。例え、自分自身ができないことを部下に求めても反感や不信感を買うだけで、結果には繋がりませんし、人間関係の悪化をまねいてしまいます。

管理職のリーダーシップ4大条件

1. 気力、体力、精神力

 能力よりもどんな状況でも打ち勝てる精神力と体力。ゴールまでやり遂げる、成し遂げると言う気力を先頭に立って発揮することです。一見、ドライで科学的なピープル・ビジネスにも実は最も重要で必要なことなのです、、、

2.業績を出す能力

 有益な人間であれ。どんなに有能で頭脳明晰であっても、実行し成果を出せなければ無能に等しい。

3.人を大切にするリーダーシップ

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