ピープル・ビジネス理論 6章 店舗集客『ストアレベルマーケティング・マニュアル』 1.イントロダクション

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売上の18%を獲得する「ストアレベルマーケティング」の方法 大手だからできる。会社に仕組みがないからできないは、あなたの言い訳。他力本願では、それだで競合他社に負けている

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ストアレベルマーケティングの重要性

売上の18%を獲得する「ストアレベルマーケティング」とは店長の「努力の証し」

店舗レベルで実践するマーケティングやプロモーション活動の重要性を再認識しよう。

ピープル・ビジネスでは店長が計画し、実行し、売上の18%を獲得する。

これは、お客様満足度、オペレーションシステム、販売促進や広告宣伝などの効果によって生まれるものだ。

実は本社本部が行う統一マーケティングやプロモーション活動だけでは集客や売上アップは不十分であり、商圏特性に合った内容を店舗で反映ささせることが必須になるのだ。

つまり、売上が獲得できるかどうかは店長の努力次第である。つまり、ストアレベルマーケティングとは、店長の「努力の証し」といえる。

このストアレベルマーケティングを半世紀以上に渡って探究し続けてきた極意を解説したい。

あなたもストアレベルマーケティングの知識と技術を自分のものにして売上アップにチャレンジしていただきたい。

「大手だからできる」「会社に仕組みがない」は「あなたの言い訳」 他力本願では、それだで競合他社に負けている

ここで解説することは、何も大手チェーンだけのものではないということ

そもそも、この「ストアレベルマーケティング」という言葉や概念はなかった。

昭和時代「ストアマーケティング」と呼ばれ、あくまで「お店が行う販売促進活動」的な概念であった

昭和後期から平成にかけてのチェーン店の草創期や成長期において、各チェーンが台頭していく中、店舗経営(ピープル・ビジネス*)では本部レベルの活動と個店レベルの活動や責任の範囲がごちゃごちゃになり、混乱をまねき、本部と個店の双方の責任のなすり合いなどから費用対効果の低下などの課題が生じた。

その結果、本部レベルと店舗レベルで行うマーケティングやプロモーションの機能と役割の明確化と体系化をし、「ストアレベルマーケティング」と命名して個人店や各チェーンへの導入を推進していった。

その事例をまとめ平成中期、2002年にストアレベルマーケティングの専門書が出版され、大手チェーンでは餃子の王将やカレーのCoCo壱番屋では店舗限定メニュー、ブックオフでは店舗独自の売場づくりなどとして現在まで発展している。

・ストアレベルマーケティングの専門書(参照先: なぜこの店にはお客が入るのか 売上アップに直結するストアレベルマーケティングの方法)

ピープル・ビジネス*とは企業規模の大小や業種業態を問わずに実践が可能なビジネスのことで、ストアレベルマーケティングとは、あなたの商圏内のターゲットを自店舗に来店させるためのすべての活動のことと定義している。

・ピープルビジネス*とは(参照先:ピープル・ビジネス理論 0章 概論 2 ピープル・ビジネスと呼ばれるワケ)

よって、個人店やローカルチェーンでも、自店の売上を獲得するストアレベルマーケティングの基本は同じである。もしも「それは、大手だからできること」とか「会社に仕組みがない」や「優秀な人財がいるからできる」などと感じる読者がおられるのであれば、「それは、あなたの言い訳にすぎない」。

一店舗の経営を預かる店長がそういう他力本願では、それだで競合他社に負けてしまっている。

会社や店舗に仕組みがないのであれば、あなたが先頭に立って実践し、結果を出せば、自然と仕組みは構築されていく。それを見て優れているのであれば上司や会社が採用し、改善が進むはずである。

現状を受け止め悲観ではなく、積極的な行動によって切り拓いて現状を打破してほしい。そのために必要な気概と勇気をもって挑んでほしい。「あなたの工夫で売上が伸びる」とすれば、素晴らしいことではないか。

ストアレベルマーケティングで伸びた売上は、あなたとマネジメントチームが力を結集して勝ち取った、貴重な「売上」なのである。あなた自身が是非リーダーシップをとってチャレンジしてほしい。

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