店長マニュアル

1.売上げや利益は人の上に成り立つ

「マニュアルのコピーができたとしても、人のコピーはできない」理論武装の頭でっかちではなく自ら実践し、人を通じて結果を出せる人の育成

2.店長に必要な10のマネジメント知識

人財開発とお客様満足向上を実践し、売上と利益を増大させ、経営者と同じ土俵に立つ店舗経営に必要な業務知識

(1)事務処理

事務処理とは、帳票の作成や管理が目的ではなく、事務処理を通じて数字から異常値に気づき、現場検証から本質究明と改善すること

(2)現金管理

「現金事故」は利益損失に直結し、売上や企業イメージに影響を及ぼす 不正の誘惑や衝動を与えない「安心安全な店舗環境」から利益確保を実現する

(3)損益管理 その1 知識編

最大の売上と利益は1時間単位で確保。秒単位でコントロール。損益の問題究明はタイムリーに現場検証して改善する

(3)損益管理 その2 事例研究編

クリーニング工場の赤字解消と再建 損益異常値の現場検証「森を見て、木を見て、その根を見よ」

(4)施設管理

不要な営繕や修理コストを削減し、売上と利益、ブランドイメージを予知予防で確保する

(5)労務管理

「売上は人の上に成り立つ」 労働環境の整備、必要人員算出、確保、育成と定着からその難しさを経験させ、人を大切にする経営の習得

(6)トレーニング

トレーニングとは、スタッフの現在のレベルから会社の期待しているレベルまで引き上げること「人不足でも、ピークタイムでも人の育成はできるし、トラブル発生時のピンチをトレーニングでチャンスに変える」

(7)店舗販売促進

「自分の食い扶持は自分で稼ぐ」自身の給与や待遇と経営維持に必要な売上と利益を確保の重要性

(8)商品管理

在庫、欠品や品質管理にとどまらないリスク対策と売上増大の秘訣。感情の無いありのままの「モノ」から五感を通じ正確な事実確認と適切な対応

(9)クレーム管理

「お客様は神様?」 毅然とした正しい対応と動じない精神力 小手先のテクニックではなく、迅速かつ適切「事態を悪化させない」対応と「再発防止」

(10)安全管理

「災は忘れた頃にやってくる」のではなく「忘れたからやってくる」。他人事ではすまさない事件や事故発生時の適切な対処と予防でお客様やスタッフの安全確保とともに企業財産の保全を図る

3.店長に必要な6つのマネジメントスキル

商売マインドが実践できる人間力を磨き上げ、結果に繋げる「様々な困難や障害を不動心で乗り越える力」

(1)トレーニングスキル

「限られた人員と時間の中で人の育成が求められる」人手不足だからトレーニングができないは通用しないし、部下の育成ができなければせっかくの休日にも「店長~」と連絡が入ることに…

(2)モチベーションスキル

一人ひとりが欲求を満たすメリットを勝ち取りたいと思い、自発的、主体的に行動して最高の仕事を成し遂げ、また自ら成長したいと感じさせる雰囲気や環境を作る

(3)コミュニケーションスキル 前編 「正しい指示と情報伝達」

店長に求められるコミュニケーションとは正しい指示と情報伝達のことで、そのコミュニケーションによる人間関係の構築をコミュニケーションスキルという。正しく理解すれば人間関係は難しいことではない

(3)コミュニケーションスキル 後編 「伝えて動かす」

一回で済むはずのコミュニケーションを何度もしていませんか?部下の仕事の質は高く、達成していますか?不要なコミュニケーションをなくし、時間浪費と生産性の低下に歯止めをかける店長としての職責と間接的マネジメント

(4)目標設定と組織開発スキル

店長に求められる目標設定と組織開発スキルとは、目標設定とアクションプランの作成、部下らへの権限移譲と達成から構成され、正社員やリーダーのマネジメントチームがスッタフを通じて最高のパフォーマンスを発揮してもらう間接的マネジメントのこと

(5)正しい判断と意思決定スキル

損益計算書の各値を頭に叩き込んで店に立つからこそ、基準とのギャップや違和感から異常に気づき、無駄なコストの削減や売上増大の機会を見出し結果が出せるのです。これがないと床に落ちている「原材料」や「販促物」はただの『ゴミ』にしか見えないのです

(6)店舗コントロールスキル

4.店長昇格チェック

昇格チェックはペーパーテストや暗記ではなく、店舗の円滑なコントロールと働くスッタフの表情を見よ

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