最近の業種別にみる待遇格差
長年にわたる人手不足の解消と定着促進をさまざま方法で対応した結果、退職してしまい他業界への流出をまねいてしまった。
その負担を正社員化によって補うべく、簡単な作業や責任を任せて、意思決定や決済権限などマネジメントは本社本部主導の経営によって生産性向上で人手不足を補おうとしたのだがそれが逆効果となり、税制面や社会保障制度の見直しも相まって中小企業を苦しめる結果となり、さらに人手不足は深刻化している。
人の確保と定着促進に重要な待遇面の2大要素を以下、表を確認いただきたい。
年間休日数ランキング(全80業種別・DODA調査から加工)
年収額ランキング(全111業種別、モデル年収平均・マイナビ調査から加工)
深刻な人手不足要因
このように、業種別格差は店舗経営に関わる業種が大半を占めており、昭和からの慢性的な人手不足は深刻的化しており、その人手不足要因は変わっていないが、他業界との格差は主に以下2項目が広がっている。
① 労働環境面の格差
② 待遇面の格差