【最新版】店長マニュアル 2-3.損益管理(実践編)|数字を利益に変える、「儲かる」店舗の損益管理術

この記事の目次
計画・実行・評価・改善を示すPDCAサイクルの図解。損益計算の結果を分析し、具体的な次の一手へ繋げるマネジメントの本質を表現。数字を単なる結果で終わらせず、前向きな改善サイクルを回し続けることで、持続的な売上・利益増を実現する運営指針。

PDCAサイクルによる継続的改善

 損益改善は一度行えば終わりではありません。計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Act)のPDCAサイクルを繰り返し回すことで、継続的な改善が実現します。

1. Plan(計画)

「客単価10%アップ」「原価率2%削減」など具体的な数値目標を設定します。目標達成のための具体的な行動計画を立てることで、計画をより明確にします(例:アップセル研修実施、ポップ増設、販促キャンペーンの企画など)。

2. Do(実行)

 立てた計画をスタッフ全員で共有し、確実に実行します。実行した施策の状況や変化(売上、客数、廃棄量など)を日々正確に記録することで、後の評価に繋げます。

3. Check(評価)

 週次や月次で進捗を確認し、目標との差異を分析します。目標未達の場合、その原因(計画の甘さ、行動不足、外部要因など)を深く分析し、必要に応じ計画を修正し、目標達成に向けて軌道修正を図ります。

4. Act(改善)

 分析結果に基づき、次なる改善策を立案・実行します(計画修正、新施策導入、再教育など)。成功した施策は標準化・横展開を図り、再発防止策を考えることで、次回の改善活動に活かします。

他部門との連携と情報共有

店舗の損益改善は店長一人の力では成し遂げられません。本部や他店舗、店舗内のスタッフとの密な連携と情報共有が不可欠です。

1. 本部との連携

 担当スーパーバイザーに定期的に報告し、適切なフォローやアドバイスを得ます。販促、設備、購買やマーケティングなどの各部署、関連する本部部門との連携を密にすることで、より効果的な施策を展開できます。

2. 他店舗との情報交換

 成功事例や失敗事例を積極的に共有し、自店舗改善のヒントを得ます。他店舗の良い取り組みを参考にしたり、共通の課題について意見交換することで、店舗全体のレベルアップに繋がります。

3. 店舗スタッフとの共有

 P/Lの状況、店舗の目標、具体的な施策などを店舗スタッフ全員と共有します。これにより、スタッフ一人ひとりが当事者意識とコスト意識を高め、店舗全体のパフォーマンス向上に繋げることができます。

まとめ:継続的な改善が店舗を強くする

 損益管理の実践は、数字の理解から始まり、売上最大化、原価・経費の最適化、そしてPDCAサイクルによる継続的な改善へと繋がります。

店長として、これらの知識とスキルを日々の業務に落とし込み、常に店舗の損益状況を意識したマネジメントを行うことで、店舗はより強く、より収益性の高いものへと成長するでしょう。

店長の損益管理は、P/Lなどの数字を把握し分析することから始まり、現場での具体的な検証と、その結果に基づく改善(行動と結果)へと繋がります。そして、この「行動」と「結果」は、店長の勤務評価に直接連動します。

損益管理で把握したエネルギーコストの最適化は、まさに施設管理の重要性を象徴しています。店舗の基盤となる施設を適切に管理することが、安定した運営と顧客満足度向上、さらにはコスト削減にどう繋がるのか、次回の店長マニュアルでは「施設管理」について詳しく解説していきます!

※専門家がお話を伺い、課題解決をサポートします。

あわせて読みたい
ピープル・ビジネス理論 8章 人事評価 5.一般的な人事評価とピープル・ビジネスにおける人事評価の違い 本連載【目次】 前の記事次の記事  【この記事の概要】 「ピープル・ビジネスにおける人事評価とは、一般的な人事評価と何が違うのか?」 他人との比較ではなく目標と...
1 2 3 4 5 6
シェアお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
この記事の目次