【最新版】店長マニュアル 2-3.損益管理(実践編)|数字を利益に変える、「儲かる」店舗の損益管理術

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メニューを見ながらスマホのクーポンを提示する来店客。損益管理に基づいた戦略的な販促活動で客数を増やし、利益率の高いメニューへの誘導で売上を爆増。理念を掲げた接客とデジタル施策を連動させ、現場から利益を生み出す「儲かる」店舗の実践イメージ。

売上最大化の実践戦略

 売上高は、店舗経営において利益を生み出す最も重要な要素であり、損益計算書の中でも特にコントロールしやすい勘定科目です。 まさに、店舗経営の基本中の基本と言えます。

ここでは、店舗が持続的に成長していくための売上最大化戦略について解説します。

要素分解/計算式
売上客数 × 客単価
客数新規顧客数 + 固定客数
客単価一品単価 × 購入点数

売上を最大化する鍵は、客単価・来店頻度・新規顧客のバランスを向上させることにあります。

客単価の向上、来店頻度の増加、そして新規顧客の獲得という3つの要素に偏ることなく、これらを総合的に強化する戦略を立てることが重要です。特に、固定客への施策には限界があるため、新たな顧客獲得に向けた施策を積極的に実施することが効果的です。

1. 新規顧客獲得

 Web広告や地域フリーペーパーなどの広告宣伝、チラシやクーポン券の配布、SNSの積極的な活用、MEO対策(マップ検索エンジン最適化)で店舗の露出を高めます。 魅力的な外観・内装でお客様の目を引き、口コミの促進、チラシやクーポン配布なども効果的です。

2. 客単価向上

 セットメニューの推奨や、お客様にとって価値のある上位商品や関連商品(例:メイン料理にデザートやドリンクの追加)を提案するアップセル・クロスセルを徹底します。 高単価商品の開発や、スタッフの接客スキル向上も客単価アップに貢献します。

3. 来店頻度向上

 会員制度の導入、季節限定メニューやイベントの開催、SNSやDMを通じた継続的なコミュニケーションで、お客様の来店意欲を高めます。既存顧客のLTV(顧客生涯価値)を高めることで、安定した売上基盤を築きましょう。

  • 来店頻度アップの方法:「数か月に1回のライトユーザーを月に1回のミディアムユーザーに」「ミディアムユーザーを週に1回以上のヘビーユーザーに」「ヘビーユーザーを1日に数回利用するスーパーヘビーユーザーに」といった具体的な目標を設定し、アプローチします。

売上計画を精度を上げる

 精度の高い売上計画は、食材の仕入れ量や人員配置の最適化に直結し、無駄を削減する上で非常に重要です。

1. 過去データの活用

 曜日別、時間帯別、季節別、イベント別の売上データを詳細に分析し、売上傾向のパターンを把握します。POSデータや顧客データを活用することで、より精度の高い予測が可能になります。

2. 外部要因の考慮

 天候の変化、競合店の動向、地域のイベント、周辺施設の状況など、売上に影響を与える可能性のある外部要因を常にチェックし、売上計画に反映させます。

3. 変動費の活用

 精度の高い売上計画に基づいて、食材の仕入れ量やパート・アルバイトのシフトを事前に調整することで、売上に対応した最適な変動費に抑え、無駄を排除します。

※専門家がお話を伺い、課題解決をサポートします。

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