【最新版】店長マニュアル 2-3.損益管理(実践編)|数字を利益に変える、「儲かる」店舗の損益管理術

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ゴミ箱に捨てられる大量の食材。損益管理においてフードロスは直接的な利益を削る最大の要因です。廃棄の原因を分析し、仕入れや調理工程を改善することで「儲かる」仕組みを構築。経営理念を実務に落とし込み、無駄を利益に変える損益改善の重要性を表現。

数字の裏側を探る「なぜ?」とP/Lの活用

 P/Lの数字はあくまで「結果」に過ぎません。本当に大切なのは、なぜその結果になったのか、その要因を深く掘り下げて考えることです。数字に異常や違和感を見つけたら、その背景を徹底的に突き詰めることで、問題の本質が見えてきます。

  • 売上減少の原因: 客数減少なのか、それとも客単価の低下なのか。新規顧客の獲得状況やリピーターの来店頻度、販売促進の効果はどうか。天候、競合店の動向、地域イベントなど、外部要因の影響はなかったか。
  • 原価率増加の原因:仕入れ価格の高騰、食材のロス・廃棄、標準レシピの不徹底(過剰なポーション量)、乱雑なオペレーション、注文ミスなどが原因ではないか。
  • 経費増加の原因:人員の過剰投入、水道光熱費の無駄遣い、広告宣伝費の効果が薄かった、といった原因が考えられないか。
  • 問題の本質究明のコツ:一見、複雑難解に見える問題でも、店舗経営における「ピープル・ビジネスの三大要素」を活用すれば、P/Lの異常値からの現場検証で根本を見抜き、シンプルに捉え、整理し改善することができます。根本は「森を見て、木を見て、その根を見る」ことで見えてくる。ピープル・ビジネス理論 0章 イントロダクション Ⅲ 物事をシンプルに捉えるを参考に、問題の本質究明に取り組んでください。

現場検証の事例:電気代が高い場合

 P/Lで電気代の増加に気づいたら、すぐに現場で具体的な状況を確認します。

例えば、

  • 照明やエアコンの不要な点灯や稼働、消し忘れはないか?
  • 照明はLED化されているか?
  • エアコンの冷暖房の温度設定は適切(夏は28℃、冬は20℃)で、客数の温度計を確認して温度を調整しているか?
  • エアコンのフィルターは定期的に清掃されているか?
  • 冷凍冷蔵機器の性能低下はないか?
  • 窓用断熱シートを貼る、バックヤードなどはセンサーライトにするなど、節電対策をしているか?

などの視点で店内をくまなく回り、「五感」で確認することが、数字の裏にある真の原因を見つける上で非常に重要です。

予算と実績の管理徹底

 目標(予算)と実績との差異を早期に把握し、迅速に対応することが損益改善の鍵となります。

1. P/L分析と迅速な改善

 月末に当月近似値のP/Lを作成したら、予算との差異分析と現場検証に基づき、その原因を特定します。そして、来月以降の具体的な対策を検討し、翌月の月初から修正計画を実践することで、月次目標の達成に繋げます。

2. 週次・日次での売上管理

 日々の売上目標を明確に設定し、実績と比較します。目標は月次から週次、日次、さらには1時間あたりまで細分化することで、常に店舗の状況を詳細に把握できるようにします。目標が未達の場合は、すぐに原因を探り、翌日以降の対策を講じる柔軟な対応が求められます。

3. 週単位でのコスト管理

 売上だけでなく、原価、人件費、販促費、水道光熱費などの主要な変動費も週単位で管理し、問題点を早期に発見し、速やかに是正することで、損益悪化を未然に防ぎます。

※専門家がお話を伺い、課題解決をサポートします。

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