(最新版)店舗監査[会計と業務]のすすめ方 4.不正を働く従業員の典型的なタイプと特徴、対処の仕方

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【この記事の概要】
 不正、悪事を働く従業員のタイプは「知能犯」、「出来事犯・確信犯」の二通りです。
 店舗監査において「知能犯」と「出来事犯・確信犯」を意識して監査を行ない定期的に問題を指摘しながら、厳しく指摘作業を行なっていることを社内外に周知させることで「出来心による悪事を踏みとどまらせる効果」が監査にはあり、狙いとも言えます。

この記事の目次

不正を働く従業員のタイプと対処方法

 不正、悪事を働く人の主なタイプは「知能犯」、「出来事犯・確信犯」の二通りです。

不正を働く従業員の典型的な2つのタイプ
(1)「知能犯」 ‐ 知能犯で仕組みを熟知してそれをかいくぐる事を意識して悪事を働く輩
(2)「出来事犯・確信犯」 ‐ 何もわからずただ出来心か悪意で悪事を働く輩

監査を行なう場合は、この2つのタイプを意識して実施する必要があります。

店舗監査で定期的に問題を指摘しながら厳しく指摘作業を行なっていることを社内外に周知させることで「出来心による悪事を踏みとどまらせる効果」が監査にはあり、狙いとも言えます。

知能犯への対処

 知能犯に関しては「いつ、何を、どのように」監査するかを把握してその裏をかく形で悪事を働きますので、それに負けないためには定期的に監査時期や監査内容を変える必要があります。

ただし、基本事項に関しては毎回行なう必要がありますので変えるべき項目は用いるべき監査技術や監査対象です。

毎回全てに関して監査を行えておれば問題ありませんが一般的には巡回監査といって一年の計画を立てて定期的に少しづつ監査を行なっていくのでそのタイミングを把握して、その裏を斯く行動をさせないのがここでの狙いです。

出来事犯・確信犯への対処

 知能犯ではない出来事犯・確信犯に対しては、定期的に監査を行なっておれば網をくぐることが出来ませんので、この輩への対応は「監査を行なっており悪事は必ず暴かれる旨を周知させること」が大事です。

それに加えて悪事はなくミスを犯した人の誤りを修正する機能も監査により可能になります。この点に関しては牽制ではなく内部統制による修正機能として働きます。

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