1.攻めの集客!お客様のいるところに、出向いての売りつくし作戦
ちまたでは、季節感にあふれ、生活提案や旬の食材を活かした訴求や売場作りで華やかに演出し、同じイメージで統一感のある折り込みやポスティングチラシが配布されている。
毎年同じように、どの店でも見られる光景が繰り広げられている。しかしこれだけでは、前年並みの結果も期待できない。
出張販売と聞くと、自店とは無縁のように感じるかもしれない。しかし、実は身近なところで頻繁に行われている。例えば、春祭りの縁日で50万円を売った宅配ピザ店、老人ホームで肌着を3万円販売した衣料服店、企業の会議開催日に合わせた紳士服の販売等などである。
一時期、流行ったキッチンカーブームも落ち着いてきた。これは製造と販売のオペレーションから、提供時間や販売数が限られてしまうので客数や売上の確保が難しいことから、利益化や初期投資に影響を及ぼしている。
そこで、ここでは、キッチンカーにしろ、出張販売にしろ、昔からある原始的な出張販売で、2時間で100万円売ったホームセンターの事例を紹介したい。短時間でなぜそんなに売れたのか?家具がたくさん売れたからか?その真相について解説したい。