店舗販促 8.外的脅威のピンチをチャンスに変える集客術[販促カレンダー付]

雪 学生 天気の悪い日 集客

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【この記事の概要】
 「天気は変えられないが、集客方法は変えられる」
 天気が変わるまで待つのではなく「今、何ができるか」を考えた対応と競合他社と差をつける人とハードの融合。「店舗スタッフ」と「お客様」が理解しやすいシンプルな販促とマーケティングコミュニケーション。

競合他社と差をつける「隙間マネジメント」による集客

天気が変わるまで待つのではなく、「今、何ができるか」を考えて先に業務をこなし、時間や精神の余裕をもたせる

 本連載6.「イベントでの集客とマインドシェアの獲得」で四季の趣の中、私たちの生活もさまざまイベントや大型連休や年末年始などの時期でライフスタイルが様変わりするタイミングにイベント集客実施の効果を説明した。

大型連休や年末年始などの繫忙期の集客イベントが終了すると、一息つきたいのは皆同じこと。しかしながら、このイベント後の過ごし方次第で、先々大きな差を生むことにもなる。集客イベントが終わると、スタッフや自分たちの休みを回して、直ぐに次の集客イベントの準備から突入のルーティンで精一杯で、プラスαの創意工夫まで考えが及ばないことが多い。

さらに拍車をかけていることは、温暖化による異常気象で桜の開花、梅雨入りや初雪など季節の変わり目が分かりにくかったり、大雨や大雪、寒波や熱波などなど、購買活動に影響を及ぼすようなことが増えたことだ。

先を予測することは重要だが、自然現象などの予想の難しいことは「いつ」に拘りすぎずないこと。自然現象を変えることができない私たちにとってできることは、雨が降らないからといって振るまで待っているのではなく、「今、何ができるか」を考えて、「今できること」から先にこなす柔軟的対応も重要だ。私たちの祖先は、雨が降らないと嘆いて何もしないで待っていたのではなく、お祈りや踊りの雨乞いで雨を降らそうと生き残るために必死だったのだ。

そもそも店舗経営とは教科書通りにはいかない。現場の最前線が状況を把握、ベストな方向に舵取りを判断し、変わる風向きや潮の流れに舵を調整して無事ゴールまでたどり着くことだ。ピープルビジネスのの原理原則は「今日お客様は明日来ないかもしれない。今、何をするか。それがピープルビジネスのすべてである」としている。

どんな自然現象でも「すべてを想定の範囲内」になるようにパターン想定から「隙間マネジメント」の事前準備を徹底することが肝要だ。この準備ができていないと突発的事象に対応できず、目標の未達、達成できない業務、時間内で終わらない作業などから「何れイライラや不安に悩まされる」ことになる。

成長機会を活かし、時間や業務の物理的ゆとりから精神的ゆとりをもってより創造的な仕事ができるように「隙間マネジメント」を認識し、以下の販促事例を参考に事前準備を徹底してほしい。

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