社員のための課長業・部長業・役員業 3.各階層の共通スキル『人間学』 (1)『人間学』の探究と『脳科学』

管理職と社員の良好な人間関係

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【この記事の概要】
 ピープル・ビジネスとは『人間学』の探究です。
 人間は、脳科学で例えるとエゴの権化で、自分の都合で物事を考える生物です。そもそも、人間とはどういうものかが分かってないと、他の人の力を活かす事は出来ません。アドラー心理学の人間観を念頭に人間を理解する必要があります。

1.管理職において、人間学は必修科目です

そもそも、人間とはどういうものかが分かってないと、他の人の力を活かす事は出来ません

 ピープル・ビジネスとは『人間学*』の探究です。人間は、脳科学で例えるとエゴの権化でして、自分の都合で物事を考える生物です。

脳で考えている事と、自分が知覚する事とでは、うまくかみ合わないものなのです。

自分の感覚に従いながらやっていると、上手くいかないのは当然で、経験を積み重ねながら、感情に任せるのではなく、どのようにすれば上手くいくのかを試行錯誤を重ねなて初めて、なんとか出来るようになるのです。

その際に、人間とは何だ、ということを学問的に理解して、仮説検証しながら実際の現場で実践していくことで、生きた臨床経験を積みながら、実力をアップしていくことが大事です。

その基本知識について、説明していきます。

(詳細)「人間学*」参照先:『ピープル・ビジネス理論4章 人間関係 5.人間学と人間関係の定義 「人で悩み。人で成長する」』

2. 管理職は人間通でなければいけません。出来れば人間好きになってください。

管理職は、人間理解無くして自らの仕事のミッションを遂行できません

 人間好き、人間通であることが、大事です。

人間についてよく理解していて、人はどういう風にすれば、喜んで働いてもらえるかが分かっていることが大事です。

そのためには、人間とはどういう生物なのか、これを勉強することが大事です。

3. 人間を理解するにはアドラー心理学が最適です

実践的な理論で多くの臨床データから法則化がなされており、実証済の効果

 アドラー理論を勉強するには、「個人心理学講義」という本が一番良いと言われていますが、実はこれは難解で、なかなか読破は出来ないと思います。

私は、この本を20回位、読みました。

ここでは、中核の部分、重要なところを取り上げます。

この連載は1)アドラーの心理学、2)動機づけについて、3)脳科学を中心に構成しています。

これらを勉強するにあたり岸見一郎さんが書いて、一時ベストセラーになった本「嫌われる勇気」もおすすめでして、面白く読めて、非常に役に立つ本です。是非、参考にしてみてください。

4. 人間を理解するにはアドラーの人間観を念頭に置く必要があります

幼少期に無意識に形成したライフスタイルがその人の行動を決める。

①「誰でも何にでも成れる」

 これは、人間の能力は無限大だ、ということです。

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