縮小する市場対策と人材枯渇対策をより精度の高い出店で回避せよ!
いよいよ夏。コロナ禍が過ぎ去ろうとしているとは言え、油断はできません。
今夏は政府の電力施策の迷走で、国民も企業も節電を余儀なくされるなど経済に明るい兆しが見られません。
とりわけ、食糧事情のひっ迫予想は切実な不安要因です。切実といえば、店舗開発もたいへん「切実」な問題に直面しています。
ここ数年続いた開店の凍結で、より精度の高い出店が求められるようになっているからです。
加えて、どこの飲食チェーン企業も人材不足から人材枯渇に移行し始めています。
店を増やさなければ、立地のリスクは回避できても増収できません。
既存店の売上げが落ちてきているので、全体の売上げがどんどんシュリンク(縮小)してしまいます。
かといって、人材もいないのに、
いても立地を判断できないのに店を増やせば
たちまち赤字のオンパレードになるのは目に見えている。
実に「切実」です。
ですから、店舗開発を行っている人は、
個人起業家も含め、
このコーナーをよく読んで早く“立地のイロハ”を身に着けてほしいと思っています。
さて、きょうの本題は、「商圏情報の入手法」です。
といっても難しい話をしようというのではありません。
“商圏情報の把握もせずに、店を出してはいけない”ということを話したいと思います。