佐藤勝人の実践的リーダーシップ論 2.リーダーシップが発揮できまリーダーの条件

佐藤勝人 実践的リーダーシップ サトカメ 勝人塾 商業経営 コンサルタント 受講生

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【この記事の概要】
 「リーダーシップを発揮しようとする際にありがちな問題を知る」
 「あの時は○○だった」が通じない時代。そして、ネットワーク化がますます進む未来社会 「Society5.0」において、情報も機械もあなたも物や者はアッという間に陳腐化してしまう。今に適応するために、リーダーシップ発揮時のありがちな問題を知ることからはじめましょう。

リーダーシップを発揮しようとする際にありがちな問題を知る「アッという間に陳腐化してしまう情報、物や者。」

 前回に引き続きリーダーシップについての総論的な話をもう少し掘り下げてみます。

下の表をご覧ください。私が考える「リーダーシップを発揮しようとする際にありがちな問題」を列挙したものです。

先ずは①~③を順に説明していきましょう。

リーダーシップ 問題

①【リーダーの姿勢】

 現代においてリーダーとは何ができる人のことを指すか。

私の考えでは、「いかに各メンバーに本音を言わせつつ、組織としての合意形成を図れるか」だと思います。要は、働いているみんなが自分の意見も言えて、互いに納得して結論に至れるかどうか。そのための道案内ができる人がリーダーになれるのだと思います。

昔はこうじゃなかったんですよ。現場なり会社なりの組織で一番偉い人が、「こうだ!こうしろ!」と自分の意見を押し付けていた。下の人間も「了解です!」と応えてきた。それで自分たちの組織は上意下達できていると思っていた。

でも、それは表面だけ。中身は空っぽのままそれを良しとしてきたのが日本のこれまでのリーダーシップでした。特に私たちのような労働集約型ビジネスはその風潮が強い方だったと思います。これは変えなきゃいけません。

ちなみに、「合意形成を図る」と言っても「多数決で決めよう」ということではありません。みんなで一つの目標に向かう時に障害をどう乗り越えるかというのは、大抵の場合、ある意味、結論は見えているんですよ。やるべきことは一つだったりするんです。

でも、そこでいきなり答えに行ってはいけない。「お前はどう思う?」「君は?」「あなたは?」というように、各人の意見を「本音という=各自の役割レベルの視点」で一通り引き出さなきゃいけません。

そうやって各人の本音を集めていると、異論・反論だって出てきます。

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