商業経営の原理原則 『共通する繁盛の法則・実践者たちの横顔』(第6回) 思うは招く「お前にはどうせ無理」

商業経営 繁盛

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先生に「お前の成績では、どうせ無理だから」と言われた。諦めずに無限の可能性を見、夢を希望につなげ、厳しい北の大地で夢を叶えた

「思うは招く」

夢のある人には希望がある

希望のある人には目標がある

目標のある人には計画がある

計画のある人には行動がある

行動のある人には実績がある

実績のある人には反省がある

反省のある人には進歩がある

進歩のある人には夢がある

流通評論家、故・吉田貞雄さんの「夢」という詩である。

夢を出発点に「希望→目標→計画→行動→実績→反省→進歩」と8つのプロセスを経て、再び夢に戻ってくる。

こうした上昇の循環があってこそ夢は実現でき、さらなる夢を持てることを教えてくれる。

この詩の信ぴょう性を証明する人物がいる。子どものころから紙飛行機が好きで、宇宙への憧れを抱き続け、宇宙開発という夢を叶えた産業機器メーカー「植松電機」の植松努さんだ。

小さなメーカーが
宇宙開発に挑戦

北海道赤平市。

かつて炭鉱の町としてにぎわったものの、廃坑後は人口が6分の1にまで激減した町に植松電機はある。

石炭の掘削に使用する特殊な機械を製造していた植松さんの父は、廃坑後は自動車の部品修理を生業にした。やがて自動車は部品が壊れると部品と丸ごと取り替えるようになり、その仕事もなくなった。

しかし、植松さんは諦めなかった。

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