【利益増大】店長マニュアル 2-8.商品管理 五感と先見性を磨き、利益と人財を育む「商品管理」のマネジメント術

スーパーの鮮やかな青果売場。店長マニュアルに基づき、五感を研ぎ澄ませた鮮度管理と適正な発注で、欠品や廃棄ロスを最小限に抑えます。経営者視点で商品の魅力を最大限に引き出し、売上利益と顧客満足を両立させる、店舗マネジメントの基本イメージ。

「商品管理」は在庫管理や品質管理にとどまりません。売上と利益を最大化し、お客様の信頼を築くための重要な経営戦略です。
 感情の無い「ありのままのモノ」から五感で正確な事実を確認し、適切に対応することで、在庫管理、欠品管理や品質管理に留まらないリスク対策と、チャンスを見出す先見性を養います。このプロセスは、隠れた課題とチャンスを浮き彫りにし、売上増大と利益確保を実現します。さらに、スタッフの注意力を引き出し、考える力を育む重要な経営管理です。

この記事の目次

なぜ商品管理が繁盛店の条件なのか

 前回では、「店舗販売促進」という攻めの戦略で、いかにお客様を集客、来店いただくかについて解説しました。しかし、お客様を店舗に集客、来店いただくことは、単なるスタートラインに過ぎません。集客の努力が実を結ぶかどうかは、お客様が店舗で実際に目にする「商品」によって決まります。

もし、お客様が手に取った商品に不備があったり、楽しみにしていた商品が品切れだったりしたらどうでしょうか?せっかくの販促効果も台無しになり、最悪の場合、大切なお客様の信頼を失い、二度と来店してもらえなくなってしまいます。

店舗経営(ピープル・ビジネス)における「商品管理」は、単なる在庫や品質のチェックではありません。それは、販売促進で生み出した「お客様との接点」を、確実に「売上と利益」に変えるための最も重要な「攻めと守りの経営戦略」であり、店舗の未来を左右する繁盛店の条件なのです。商品管理の徹底なくして、安定した経営はあり得ません。

この記事では、商品管理の深い本質から、今日からすぐに実践できる具体的なマネジメント手法まで、徹底的に掘り下げていきます。

商品管理の本質「感情なきモノ」が映し出す真実の経営課題

 店舗にある商品は、お客様に価値を届ける存在であると同時に、店長やスタッフのマネジメントのあり方を無言で教えてくれる最高の教師でもあります。

商品には感情が無く、何も言ってくれない。ありのままの事実を映し出してくれるモノ。

品質の良し悪し、欠品、過剰在庫、陳列の乱れ…これらはすべて、店舗のオペレーションや人財育成に潜む課題を映し出しています。商品管理の真の目的は、こうした「感情なきモノ」が映し出すありのままの事実を、五感を通じて正確に把握し、その根本原因を究明して解決策を実行し、再発防止を図ることにあるのです。

具体的な商品管理とは、過剰や欠品などの在庫管理、品質管理や仕入管理のことで、商品の仕入からお客様の手元に届くまでの各プロセスにおいて、作業担当者が作業をしながら五感を使って品質、数量、盛り付けなどを多重にチェックします。

これにより、現状を正確に把握する緻密さと、リスクを予測し、チャンスに変える先見性を養い、お客様に最高の品質を提供し、万が一のトラブル時にも迅速に対応できる基盤を築きます。

※専門家がお話を伺い、課題解決をサポートします。

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