
優良顧客を育てる!客単価とリピート率を最大化する施策
新規顧客獲得から固定客化への最短ルート
初回割引とSNSを活用した効果的な集客
新規顧客を獲得するためには、初回購入割引などのキャンペーンが効果的です。割引率や対象商品を工夫することで、お客様の購買意欲を高めることができます。また、割引クーポンを発行したり、ポイントを付与したりすることで、そのままリピーター獲得にもつなげることができます。
SNSは、新規顧客を獲得するための有効なツールです。お店の情報を発信したり、キャンペーンやイベント情報を告知したりすることで、多くのユーザーにアプローチすることができます。
写真や動画などを活用することで、視覚的に訴求力のある情報発信が可能になります。さらに、アカウントのフォローや投稿のいいねやシェアを販促の利用条件にすることで、より効果的に販促情報の拡散によって顧客を獲得する機会になります。
地域イベントやマルシェへの出店による直接アプローチ
また、地域イベントやマルシェなどへの出店によって、新規顧客を獲得しましょう。普段の来店客層ではない見込み客が集まる場所に自らが出向いて、自店の商品やサービスをアピールします。イベントに合わせて、限定商品やサービスを提供したり、試食や体験コーナーを設けたりすることで、消費者にお店の商品や店を知ってもらうことができます。
さらに、消費者の興味や関心を引き付け、購買意欲を高め、購入いただくための重要な機会でもあります。イベントを通じて、地域住民との交流によって関係を深めることもできるので、今後、販促のタイアップやコラボレーションにつなげることも可能にします。
リピート率を高めるロイヤルティプログラム
リピーター化を促進するためには、ポイントプログラムを導入することで、お客様の来店頻度や購入単価を高めることが目的です。ポイントを貯めて、商品やサービスと交換できる仕組みや、ポイントに応じて割引が受けられる仕組みなどを導入することで、お客様の購買意欲を高めることができます。また、ポイントプログラムを通じて、お客様の購買履歴や嗜好を把握することもできます。
ポイントプログラムの導入が難しい場合は、スタンプカードでもかまいません。目的の達成と初期投資を抑え、投資効率を考慮して、自店舗に合ったツールを選択してください。
さらに、優良顧客に対して、特別な特典を提供することで、顧客ロイヤルティを高めることができます。例えば、誕生日クーポンや、優良顧客限定のセール情報などを提供することで、お客様に特別な価値を感じてもらうことができます。
客単価を飛躍的に増大させる提案販売の技術
アップセル・クロスセルの実践テクニック
客単価を増大させるためには、お客様に複数商品を購入してもらう(購入点数のアップ)ことや、高価格帯の商品を購入してもらう(購入単価のアップ)ことが重要です。そのためには、商品同士の組み合わせを提案したり、セット販売を導入したりすることが有効です。
なぜならば、お客様には買ってほしい商品の訴求をすることができますし、従業員はお客様におすすめがしやすくなるからです。また、購入点数に応じて割引や特典を提供することで、お客様の購買意欲を高めることができます。
購入単価を上げるためには、高価格帯の商品やサービスを販売したり、プレミアムな商品やサービス、商品サイズを増やして、販売に活かすことが有効です。具体的には、お客様が購入しようとされている商品をさらに満足いただくために、
- グレードの高い商品をおすすめする:グレードアップ
- ワンサイズアップをおすすめする:サイズアップ
という2つの方法で従業員がお客様の満足度を最大化する提案販売をすることが必要です。
11月の季節イベントを活用した集客と売上獲得の事例
紅葉、立冬、感謝祭、収穫祭の複合活用事例
紅葉イベントによる観光客の集客
11月は紅葉シーズンです。紅葉スポットへのアクセスが便利な立地であれば、紅葉イベントを開催することで、多くの観光客を集客する機会です。紅葉狩りツアーや、紅葉をテーマにした写真コンテストなどを企画することで、お客様に楽しんでもらうことができます。また、紅葉をモチーフにした限定メニューや商品を販売することで、売上増加につなげることができます。
立冬・七五三をターゲットにした冬の集客
立冬は、冬のはじまりを告げる日です。こたつ開きイベントを開催することで、お客様に冬の始まりを感じてもらうことができます。こたつで温まりながら、美味しい鍋料理や温かい飲み物を提供することで、お客様にリラックスした時間を過ごしてもらうことができます。
七五三の時期には、家族向けの割引キャンペーンやプレゼント企画を実施することで、お客様の来店を促進する機会です。
感謝祭と収穫祭の複合的な活用
感謝祭の時期には、お客様への感謝の気持ちを込めて、割引キャンペーンやプレゼント企画を実施することで、顧客満足度を高める機会です。また、収穫祭イベントを開催することで、地域住民との交流を深め、顧客との繋がりを強化する機会です。
これらのイベントを単独で終わらせず、紅葉イベント参加者に「立冬こたつクーポン」を配布するなど、複合的に活用することで、来店頻度を高めることができます。
即効性と話題性抜群!ブラックフライデー攻略法
希少性(数量・期間限定)の演出
ブラックフライデーは、11月の第4金曜日に開催されるセールイベントです。年末商戦の口火を切るこの時期には、大幅な割引や限定商品などを販売することで、お客様の購買意欲を一気に高める大きな機会です。
このセールを成功させる鍵は、「数量限定」と「期間集中」による希少性の演出です。また、ブラックフライデーのテーマに合わせたイベントを開催したり、デジタルクーポンを発行したりすることで、お客様に特別な体験を提供することができます。
次の消費行動への橋渡しとしての活用
特に、12月のクリスマス商戦に向けた高額商品の「予約割引」をブラックフライデー限定で行うなど、次の消費行動への橋渡しとして活用することで、長期的な収益獲得につなげられます。
まとめ:11月の施策を12月、そして新年に繋げるために
年末商戦への顧客リストと購買意欲の醸成
11月は、七五三、勤労感謝の日や収穫祭など、様々なイベントが盛りだくさんの季節です。これらのイベントを効果的に活用することで、集客力アップや売上増加につなげる重要な機会で、イベントや季節感を活かしたキャンペーンやプロモーションを効果的に実施できます。
この月に実行した販促は、年末商戦への顧客リスト作成と購買意欲の醸成という二つの重要な役割を果たします。
また、11月は冬に向けて本格的な寒さが始まる時期でもあります。暖房器具や防寒着などの需要が高まる一方、消費者の購買意欲は低下しがちです。そのため、消費者の心を掴むような魅力的な販促企画と訴求が重要になります。
12月ピークに備えるオペレーション強化の基礎
11月の販促は、年末商戦の成果を左右する重要な布石です。 集客増に備え、従業員トレーニングやオペレーションの事前準備を徹底することで、次月の12月ピーク対策の基礎を固めます。
また、新規獲得、リピート促進(ポイント、優遇特典)、客単価増大(アップセル・クロスセル)といった施策を目的別に実行します。紅葉、立冬、ブラックフライデーなどの季節イベントを最大限活用し、最高の状態で年末年始商戦へと繋げることが重要です。
次月の12月は、クリスマス、お歳暮、年末大掃除とイベントがさらに集中し、競合との競争も激化します。11月で獲得した顧客を離脱させず、効率よく売上を最大化するためのオンラインとオフラインを融合させた集客アイデアや、ピーク時を乗り切るための迅速な対応と正確なオペレーションについて、さらに深く掘り下げてまいります。次月公開予定の『12月の販促・集客カレンダー』にどうぞご期待ください。
11月の販促カレンダー
11月の販促カレンダーを活用し、計画的な販促活動を進めましょう。以下からダウンロードして活用してください。

