【この記事でわかること】
「人通りが多い=好立地」の誤解を解き、高額な家賃を避けた儲かる売上最大化戦略
店舗経営の成功は、単なる人通りの多さではなく、購買意欲を持つ客層が動く「動線」の質で決まる。駅や大型店などのTG(交通発生源)間に生まれる動線を見極めることが重要。特に、通行量が少ない場所にある「PC由来のTG」(密集した住宅地)を見つけることで、競合が気付かない低家賃・高売上の「繁盛立地」を確保し、高い収益性を実現する科学的なロケーション戦略を解説!
通行量主義の誤り:「動線の良否」と「立地の良し悪し」の関係性
多くの店舗経営者が陥る失敗は、「通行量が多い=良い立地」という単純な思い込みです。
この重要な誤解を解消するため、改めて原則を確認します。
動線の良否、つまり、立地が良いかどうかと、そこを通る人々の数、通行量が多いかどうかはあまり関係がないということです。
通行量が多ければ、そこがTGとTGを結んでいる可能性もあります。しかし、多くの場合、通行量は、周辺のオフィスや住宅の多さ、あるいは一時的な催事といった、購買動機に直結しない要因で増えているにすぎません。
ですから、たとえ通行量は少なくても、確実に一方がTGであって、もう一方もTGであるような動線を見つけたほうが、「好立地」と言えるのです。
なぜ人通りが多いのに売れないのか?致命傷を防ぐ「動線」の真実
店舗経営者の皆様は、日々、売上向上や集客の課題に直面し、その解決策の一つとして「より良い立地の物件」を求めて周辺環境を調査されています。その際、「アクセスが良い」「人通りが多い」といった漠然とした情報に惑わされていませんか?
かつて、昭和から平成にかけての立地判定、売上予測や出店戦略は「感と経験」に頼る部分が大きく、その結果、多くの店舗が「通行量は多いが、なぜか売れない」という致命的な失敗を繰り返してきました。これは、売上を生む本質的な人流、すなわち「動線」を見誤っているためです。
店舗経営における「好立地」とは、単に人通りが多いことではありません。重要なのは、その人通りが「商品やサービスを必要としているターゲット層の動く線」であるかどうかです。
筆者の研究から面白いことがわかっています。それは、動線の良否、つまり、立地が良いかどうかと、そこを通る人々の数、通行量が多いかどうかはあまり関係がないということです。たとえ通行量が少なくても、その一方がTG(交通発生源)であり、購買意欲を持つ客層の移動を保証する「質」の高い動線を見つけたほうが、、「好立地」なのです。
本記事では、この「動線」の科学的原理を明確にし、通行量が多いという競合の強みに惑わされず、弱みに付け込む形で「安くて売れるテナント物件」を見つけ出すためのロケーション戦略を解説します。
立地の科学:繁盛を約束する「TG(交通発生源)」と「動線」の原理原則
現場最前線で「科学的で高精度な売上予測システム開発や出店戦略の実務」をしてきたからこそ分かることは、「動線」の形成には必ず「TG(交通発生源)」が関わっているということです。
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