繁盛立地の紐解き 2.看板の置き方で変わる立地の良否

原宿竹下通り 人混み 有名チェーン店 繁華街

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【この記事の概要】
 「看板の設置の仕方で、どれだけ売上に影響を与えるでしょうか」
 お店の看板は何のために作られているか、ご存知ですか?「看板はお店の存在を知らせるもの」、これが最も重要なことです。店がどこにあるのか見つけることさえできないのなら、お客様がほとんど来ないかもしれません。立地では、人間の知覚の特性に応じて立地では、6つの観点で視界性を考え、視界性を改善すること必要です。

お店の看板は何のために作られているか、ご存知ですか

「看板はお店の存在を知らせるもの」、これが最も重要なことです

 お店の看板は何のために作られているか、ご存知ですか。「そんなこと、お店の存在を道を通る人たちに知らせるために決まってるでしょ」と答えたあなたは正解です。

ところが、難しく考えて、「ブランドを浸透させるためしょう」とか、「料理メニューを知ってもらうためです」とか答える人もいるようです。決して間違いではありませんが、これらは第一ではありません。「看板とはお店の存在を知らせるもの」であり、この考えが最も重要なことです。

いくらお店の料理やサービスが最高レベルでも、その店がどこにあるのか見つけることさえできないのなら、その店は決して繁盛できません。繁盛どころか、お客がほとんど来ないかもしれません。「お店は、人々が見つけることができるから、存在する」と言っても過言ではないでしょう。

十年以上前のひところ、飲食業界でも「看板などなくても、お店がどこにあるかわからなくても、『人々には店を探し出すという楽しみがある』。だから、お店はどこに店を出しても、目立つ看板などなくても繁盛できるものだ」というおかしな噂が広まったことがあります。

しかし、これは、店主の驕りです。よほど特殊な店でもない限り、看板がないため、人々が見つけることのできない店や、目の前を歩いていても気づかないような店は、判で押したように閉店を余儀なくされています。

一方で、お店をよく見えるようにした、看板の置き方を変えたという工夫だけで、売上をどんどん上げていくことができている店が少なくありません。今回は、この原理と改善方法、そしてその効果の実例についてお話ししましょう。

視界性の原理

店が繁盛できるかどうかは「視界性」にかかっています。重要なことは「知覚」と「認識」の違いを認識することです

 よく知覚と認識をごっちゃにして「視認性」という言葉づかいを立地で使う人もいますが、これは間違いです。

それは「店を知覚すること」と、「そこに店があることを識別すること」は別物だからです。

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