
「整理整頓」が命を救い、生産性を高める
阪神・淡路大震災での死亡原因の約83%は、建物の倒壊や落下物による「圧死・窒息死」でした。また、その後の多くの震災でも、負傷原因の約40%は「家具や什器の転倒」によるものです。

ここには店舗経営における重要なヒントが隠されています。日頃の「整理整頓」や「火災予防の習慣化」は、単なるマナーではありません。それは立派な「災害対策」であり、同時に「仕事の生産性向上」に直結する経営努力なのです。
- 転倒防止の徹底:ストックヤードや厨房内の整理は、災害時の怪我を防ぐだけでなく、日常の作業効率を劇的に改善します。
- 火災予防の視点:コンセント周りの清掃(トラッキング現象防止)や調理器具の点検は、リスクを察知する「目配り・気配り」の能力を養います。
日常業務の改善に結びつかない防災対策は、いざという時に役立ちません。「働きやすい職場を作る=災害に強い店を作る」という視点を持ちましょう。
BCP(事業継続計画)作成の5大チェックポイント
店舗のBCPを策定する際、店舗経営者が直面するリスクは主に以下の5項目に集約されます。
- 収入・顧客の維持:店舗閉鎖による売上減、顧客の他店流出、物流停止への対応。
- 人的資源の確保:従業員と家族の安全確保は、経営継続の条件。
- 資産の保護:店舗の倒壊・浸水対策、冷蔵・冷凍設備の停電対策(ロス防止)。
- 資金繰りの安定:復旧資金の確保、緊急融資、公的補助金の情報収集。
- 地域社会との信頼:地域のライフラインとしての役割、対応遅れによる顧客離れ。
これら5項目は、単独で存在するのではなく、互いに影響し合っています。まずは、次の三大項目をチェックし、できることからすぐに始めてください。
- チェック①:自店舗のハザードマップを確認し、地震・水害・火災のリスクを把握したか?
- チェック②:現在加入している火災保険・地震保険の契約内容を確認したか?
- チェック③:新年のミーティングで、従業員と災害対応を共有したか?
備蓄の第一歩:従業員を守る「3日分の食料」
BCPの第一歩として、まずは従業員の3日分の食料を備蓄してください。
ここでお勧めしたいのが、自衛隊の戦闘糧食と同じ製法で作られた、長期保存性と信頼度抜群で、品質も味も優れたレトルト商品です。過酷な環境下でもエネルギーを補給できるよう設計されています。詳細は、下記バナー先からご確認ください。確かな品質の備蓄品を揃えることができます。

2026年、店舗の未来を守る「備え」のアップデートを
「災害は忘れた頃にやってくる」と言われますが、近年の気候変動や地震リスクを考えると、今や災害は「いつ起きてもおかしくない日常のリスク」です。
新年にあたり、店舗の売上目標を立てるのと同様に、「どうすればスタッフとお客様、そして店舗という大切な資産を守り抜けるか」というBCP(事業継続計画)の視点を持つことは、これからの店舗経営において不可欠なスキルとなります。
まずは、ご紹介した長期保存食のチェックや避難経路の再確認といった「小さな一歩」から始めてみてください。その積み重ねが、有事の際の迅速な判断と、早期の営業再開を支える強力な武器になります。
2026年も店舗経営者の皆様が直面する課題に寄り添い、実戦的なソリューションをお届けしてまいります。


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